• 学科・領域

  • 形態

2022.11.28

ウィンドオーケストラ、声優アクティングコース iCANDY、特別客員教授 島本須美氏とともに「あいち市町村フェア」にてパフォーマンス

 総合MC、進行を福満薫 講師が務め、前半は島本さんを迎えてのトークショー。iCANDYから3年 永見怜奈さん、2年 水野杏菜さん、1年 福永杏子さんも参加しました。福永さんからの「ナウシカで印象に残っているシーンは?」という質問に「小さな王蟲が酸の湖に入ろうとするのを止めるところ、演じていてかなり熱くなりました、よく憶えています」。さらに、幼いナウシカのシーンを挙げ、「お父さん。母様もいる。嫌、あたしそっちに行きたくないの。来ちゃだめぇ!」と変わらぬ美声で台詞を熱演。会場はもちろん、舞台の主演者たちも感激した様子。「ナウシカでは、テトもすごく良いお芝居をしているので、ぜひテトを中心にも見て欲しい」とおすすめの見方も教えていただきました。  永見さんからの「やってみたいキャラクターは?」という質問には、「タイムボカンシリーズのドロンジョ様! ほかにも、考えてみるとガンダムシリーズには出ていないのでやってみたいです。 なんでもやってみたい!」と意欲的。「ジブリ作品で、演じてみたいキャラクターは?」には、「そりゃ、宮崎さんの新作でしょう」と会場を沸かせました。  水野さんからの「ジブリパークで行ってみたいエリアは?」という質問には「時間があったのでサツキとメイの家まで行ってみましたが、まだ開演前で中には入れませんでした(笑)。トトロではお母さん役でしたが、ちょうどその頃、自分の子どもが産まれたばかりで、赤ちゃんではなく、もう少し大きな子どもへの優しさの出し方にすこし苦労した思い出があります。同じ頃、キテレツ大百科でもお母さん役でした。声優の仕事は、お母さんになるとその役が来るようなところがあります。その頃からお母さん役が増え増したね」と声優のお仕事についても語っていただきました。 ウィンドオーケストラ、声優アクティングコース iCANDY、特別客員教授 島本須美氏とともに「あいち市町村フェア」にてパフォーマンス  2022年11月11日(金)から12月18日(日)まで愛・地球博記念公園で行われた愛知県政150周年連携イベントにて、音楽領域 ウインドアカデミーコース ウィンドオーケストラ、声優アクティングコース 女性声優ユニットiCANDYが、「風の谷のナウシカ」、「となりのトトロ」などジブリ作品にも数多く出演する特別客員教授 島本須美氏とともに特設ステージでパフォーマンスを行い、訪れた観客を魅了しました。 「あいち市町村フェア」  「あいち市町村フェア」は、ジブリパーク開園で全国から訪れる来場者に、愛知県内の県内市町村と連携し、観光や飲食物・特産品など愛知の魅力を発信するイベントで、6週に渡り地域ごとの催しを行います。本学は北名古屋市ということで尾張東部グループにて参加、2022年11月20日(日)にステージイベントを行いました。  後半は、まほろば遊 非常勤講師も交え、「風の谷のナウシカ」、天空の城ラピュタから「君をのせて」をウィンドオーケストラの演奏で熱唱、会場はうっとりと聴き惚れました。続いてウィンドオーケストラの演奏で、もののけ姫から「アシタカとサン」メインテーマの「アシタカせっ記」を演奏。豊かな響きと久石譲氏の美しい世界に会場は包まれました。  ここでiCANDYが登場、歌とダンスで「崖の上のポニョ」「さんぽ」を、島本さん、まほろば非常勤講師も交え「となりのトトロ」を披露、会場を大いに盛り上げました。  音楽ファン、ジブリファン、そして、子どもたちを大いに楽しませるステージとなりました。

2022.11.25

第10回「二輪デザイン公開講座」を開催

第10回「二輪デザイン公開講座」を開催  公益社団法人自動車技術会 デザイン部門委員会が主催する、デザインを学びはじめた大学1、2年生を対象にデザインの魅力を伝えるワークショップ「第10回 二輪デザイン公開講座」が、本学カーデザインコースの協力で西キャンパスにて開催されました。2022年9月1日(木)~2日(金)の2日間、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4メーカーで活躍するデザイナーが講師となり全国から32名の学生が参加(本学学生は5名)、講義ありワークショップありの充実した内容で、学生らはどっぷりとバイクデザインの世界を体験しました。  プログラムは、ヤマハバイクのデザインを担当するGKダイナミックス元代表取締役社長の一条厚氏の基調講演から始まりました。「バイクデザインは面白い、バイクは素敵だ(基調漫談)」と題し、ユーモアたっぷりのお話です。一条氏の個人的なデザインとのかかわりから始まり、過去のバイクのデザインや自身が係わったバイクについて、造形論やデザインから海外でのバイクの使われ方やオートバイという乗り物の文化的な側面にまで話はおよび、二輪の世界を俯瞰して観るような幅広く奥深い講演でした。  続いて、本田技術研究所 デザインセンター 澤田琢磨氏の講演「二輪開発プロセス ~なりたい自分を見つけよう~」。商品企画に始まりデザイン、開発、量産、販売に至るまでのプロセスと、そこにデザイナーやモデラーがどのように係わっているかをお話しいただきました。2つの講演に共通するのが、バイクへの深い愛情。一条氏、澤田氏ともにオートバイへ乗ることやその背景に対しても深い愛情を感じさせるお話でした。また、業界全体でバイクを盛り上げたいという気持ちが強く、日本の二輪業界をさらに発展させたいという気持ちが伝わってきました。  昼食をはさみ午後からは、学生時代に二輪デザイン公開講座に参加し現在はメーカーに入社した4名が登壇する「公開講座出身OB座談会」を開催。学生時代のバイク経験(学生時代にはバイクの乗ったこともなかった人も)や普段の仕事内容や将来自分で欲しい乗り物、お勧めのツーリングコースなど、気軽な座談会で盛り上がりました。学生らにとって、自分に近い年齢でありながらも第一線で活躍する方々のお話は、大いに刺激となった様子です。「社販割引はあるのか」や「入社してすぐはどんな仕事をしたのか」など、学生から具体的な質問が飛びだし、真剣さも伝わってきました。  1日目の残りの時間と2日目は「デザイナー/モデラーの卵 養成講座」としてワークショップが行われました。用意されたワークショップは、鉛筆やマーカーを使い実際に紙に描く「フィジカルスケッチ」、あらかじめ用意されたスケッチに液晶ペンタブレットを使い立体的に着色、表現する「デジタルスケッチ」、カラーリングを考え実際のバイクにカッティングプロッターで切り出したカッティングシートを貼る「CMF(Color Material Finish)」、実際に使用されているインダストリアルクレイを使い曲面を削り出す「クレイモデル」の4種類。実際に普段業務として行っているプロから直接指導を受けられる、非常に有意義なワークショップです。  「フィジカルスケッチ」では、立体的に見せる描き方やポイントとなるコツなどを説明、学生からの質問に答えたりときには講師が実際に描くところを見せるなど、非常に実践的なものとなりました。  「デジタルスケッチ」では、ひとつひとつ段階を追って下絵にフォトショップで彩色していきます。学生からは、レイヤーの使い方について、使う枚数や技術的な方法など具体的な質問もあり、こちらも非常に有意義な内容でした。また、講師からアイデアを具体化する方法として、下絵のスクーターをサンプルにその場でキャンプ仕様のデザインに変更して見せるなど実際のデザインの現場を垣間見るような場面もありました。  「CMF」では、誰が、どこで、何をするか、という状況設定をくじ引きで行い、配色を考えます。学生らは「20年後の東京で通学したいヒーロー」や「南極でレースしたいちょい悪親父」などユーモラスなお題に悪戦苦闘しながらカラーリングを施しました。  「クレイモデル」では、クレイ専用のヘラ(レイク)やプレートを使って実際に曲面を削りだしていきます。初めてクレイに触れる学生も多く、道具の使い方を聞きながら削ります。手本となる曲面を観察し一心に取り組む学生らの姿が印象的でした。  講演とワークショップの2日間ですが、昼食と1日目の夕飯は食事が用意され、学生らには常に交流する機会が作られます。文字通り、同じ釜のメシを食う仲間となり、参加者同士の交流が生まれていました。OBにも公開講座で知り合い現在のメーカー勤務になった方も多数おり、学生時代から交友を深めデザインの世界に魅力を感じてもらうことが目的のひとつとなっています。  すべての講座を終えると閉会式が開催され、自動車技術会 デザイン部門委員会 田口雄基 委員長から、学生ひとりひとりに修了証の授与が行われました。「昨日の朝、ここに来てからの2日間でバイクの見方が変わったと思います。デザインの世界に興味を持ってもらえた嬉しく思います」と言葉がありました。本学カーデザインコース 高次信也 教授は「公開講座に来てくれた学生の何人かが、今回、スタッフとして講座を支えてくれています。若い世代が育ち、10回続けてきた甲斐があったと感じています(高次教授は2013年に二輪デザイン公開講座を企画、立ち上げたメンバー)」とコメントしました。  最後に、学生らにはお土産としてセミナールームに飾られていたデザイン画をプレゼント。学生らも友人となった学生、企業の方々とも談笑する中、充実した2日間の講座は終了となりました。 一条厚氏 基調講演 澤田琢磨氏 講演 公開講座出身OB座談会 【デザイナー/モデラーの卵 養成講座】フィジカルスケッチ 【デザイナー/モデラーの卵 養成講座】デジタルスケッチ 【デザイナー/モデラーの卵 養成講座】CMF 【デザイナー/モデラーの卵 養成講座】クレイモデル

2022.11.1

「Concorso d’Eleganza Coppa Centro Giappone」大会ロゴマーク、優勝トロフィー・盾を制作

「Concorso d’Eleganza Coppa Centro Giappone」大会ロゴマーク、優勝トロフィー・盾を制作  2022年10月23日(日)、名古屋市久屋大通公園を中心に初めて行われた「Concorso d’Eleganza Coppa Centro Giappone(コンコルソ・デレガンツァ コッパ チェントロ ジャッポーネ)」に本学が協力。大会ロゴマークを、デザイン領域 ヴィジュアルデザインコース 2年 黒木里帆(くろぎ りほ)さんが、名古屋テレビ塔の鋼材を使ったトロフィーを、メタル&ジュエリーデザインコース 3年 池ヶ谷幸奈(いけがや ゆきな)さん、2年 浅谷栞那(あさたに かんな)さん、神谷未来(かみや みく)さん、澤木亮壮(さわき あきお)さんが制作。当日の運営ボランティアにカーデザインコースの学生が多数参加、大会に彩りを添えました。  「コンコルソ・デレガンツァ(コンクール・デレガンス)」とは、“優雅さの競争”を意味し、絵画や彫刻、伝統工芸が鑑賞され評されるのと同じように自動車の芸術的価値を品評するイベント。米カリフォルニアで1950年に始まった「ペブル・ビーチ コンクール・デレガンス」やイタリアンアルプスのコモ湖で開催される「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」などは、世界中からクラシックカーが集まり、また、自動車メーカーも新しいクルマを発表する場にするなど、世界中から注目されるイベントです。「コンコルソ・デレガンツァ コッパ チェントロ ジャッポーネ」は、今年度、名古屋市で初めて行われたコンクール・デレガンスで、11月に愛知・岐阜で開催されるWRC ラリージャパンを盛り上げ、また自動車産業が集中する東海地区から自動車文化を広げるイベントとして、今後、毎年続けられるイベントになります。その大会ロゴマークのデザインを本学が担当。学内でコンペが行われ、ヴィジュアルデザインコースの黒木さんの作品が最優秀賞を獲得。大会で実際に使用され、コンクール・デレガンスとあわせ表彰式が行われました。ロゴマークは会場ののぼり旗や出場車のナンバープレートにあしらわれ、大会を象徴するアイコンになりました。  黒木さんは会場を訪れ「こんなに広く使われるとは思っていなかったのでびっくりしました。イベントの開催地が久屋大通公園でcentro(中心)という言葉が入っていたことから“中心”をコンセプトとし、大会にも出場しているCisitalia 202SCというクルマをモチーフにデザインしました。10案くらい考えそのうち2案を提出しました。最初は、円の周りに文字があるデザインでしたが、丸の中にすべて納めて欲しいという依頼があり、その修正に苦労しました。余白を作って見やすくしつつ、テレビ塔とクラシックカーを配置し、尚且つ、メインが車だと分かるようにするという点に気をつけて制作しました」と語り、大会実行委員長 平松正光氏(本学 日本画科のOB)から賞状を受け取るとよろこびの表情を見せました。 大会ロゴマークを制作した黒木里帆さん(左)と大会実行委員長 平松正光氏  コンクール・デレガンス表彰式で受賞者に手渡されたトロフィーと盾は、メタル&ジュエリーデザインコースが制作しました。テレビ塔の鋼材を使い、アルミでプレートを制作、プレートの文字はデジファブ工房、鋼材を収める箱と盾は木工房に制作を依頼しました。大会のイメージカラーがボルドーということで、鋼材を収める箱にワインレッドの生地やリボンを使うなど、金属部分だけでなくトータルデザインも担いました。制作を手伝った学生からは、「トロフィーだと聞いていましたが、箱の制作が必要だったり、重厚でレトロな感じだったり、いろいろ要素が必要でした。木の色づけに色が合うまで何回も塗り直したり、箱の可動部分を合わせて作ったり、ふだんメタルではやらないことばかりでしたが、作業の大変さがよくわかりました。初めての経験で面白かったです」(池ヶ谷さん)、「塗料に亜麻仁油が入っていて、処分するにも処理が必要で気を使いました。最後にプレートを貼って、完成したものを並べて見たとき、素晴らしいものができたと自分でも感動しました」(澤木さん)、「先生や工房の方々に指導してもらいましたが完成して嬉しいです。人の手に渡るものなので、技術もそうですが精神的にも大変でした」(浅谷さん)、「表のプレートですが、指紋で汚さないように気を使いました。プレートの文字を作ってもらうため、初めてデジファブ工房へ行きました。自分の作品を作るわけじゃなく、誰かの手もとに行く作品を作るとなると失敗できないなと思い、緊張しながら作業しました」(神谷さん)と、学生らは口を揃え、自分の作品を作る以上に丁寧に仕上げたといいます。  メタル&ジュエリーデザインコースの米山和子教授からは、「本来、彫金師は施主の注文をまとめる仕事をしていました。刀であれば、刀身はどうするか、鍔の模様、柄の素材や巻き方、鞘の種類など、施主の注文を取りまとめ、それぞれの職人に伝え、最終的に仕上げるアートディレクションの役割です。同じような感覚で今回のトロフィー作りを体験することになり、学生たちにとっても非常に有意義な経験となったと思います」とコメントしました。  できあがったトロフィーと盾が大会実行委員長の平松氏に手渡されると「想像していた以上の出来映えで驚きました。すごく良いものを作っていただき感激です。ぜひ、表彰式で説明したいので学生の皆さんも登壇して欲しい」と言葉があり、当日、学生らもステージにあがりました。  表彰式で、トロフィーがテレビ塔の鋼材を使って制作されていることが説明されると、テレビ塔が重要文化財に指定されることもあり、会場からは羨む声があがっていました。 右から、3年 池ヶ谷幸奈さん、2年 澤木亮壮さん、浅谷栞那さん、神谷未来さん  カーデザインコース 片岡祐司 教授、高次信也 教授も当日のイベントに来場(高次教授は愛車のシトロエン GS 1977年モデルでコンクール・デレガンスに参加)。穏やかな秋の1日、華々しいイベントを学生とともに楽しみました。今後の発展も楽しみなイベントとなりました。

2022.10.21

デザイン領域の学生が北名古屋市フードドライブ事業のポスターを制作、記者発表が行われました

デザイン領域の学生が北名古屋市フードドライブ事業のポスターを制作、記者発表が行われました  賞味期限の切れていない食品を回収し子ども食堂など食糧支援につなげる北名古屋市の「フードドライブ事業」に、デザイン領域有志の学生がポスターを制作、北名古屋市にて記者発表が行われました。  ポスターを制作したのは、デザイン領域テキスタイルデザインコース2年生 疋田美有さん、デザイン領域1年生の小島結さん、長岡知里さん、久田釈世さんの4名。疋田さんは昨年に引き続いての参加です。  昨年から始まった北名古屋市のフードドライブ事業ではこれまでに総数約1800点、約400kgもの食料品が集められ、子ども食堂をはじめ多くの必要とされる方へ支援として配布されています。NPO法人フードバンク愛知が主体となり本学が協力、そして今年度からは北名古屋市女性の会が加わり、次回は2022年10月30日(日)(食品ロス削減の日)にピアゴ西春店にて回収を行います。食品の回収に先立ち、2022年9月28日(水)に記者発表が行われ、制作されたポスターが披露されました。ポスターは4種類80部制作され、ピアゴ西春店をはじめ、西春駅、北名古屋市庁舎、公共施設などに掲示され、事業の周知に役立てられます。ポスターを制作した学生の1年生3名が、記者からの質問に応じました。 左から小島結さん、長岡知里さん、久田釈世さん 「大学生になりボランティアに参加したということが、将来きっと自分の誇りになるだろうと思い参加しました。フードドライブがもっと広がっていけば貧困の問題が減るのではないかと思い、支援を受ける人とつながっていることをイメージしやすいようにポスターを考えました。こうして作品が形になるのは初めてのことで、頑張って良かったなと思います。実際にできあがると、もっと情報をまとめて見やすくすればよかったと反省する点がいくつも見つかり、今後の制作の原動力にもなるように思います」。 小島結さん 「知り合いが子ども食堂のボランティアに係わっていることもあり、フードドライブのボランティアに興味がありました。友達に聞いてみても『フードロス』という言葉については知っている人が多いのですが、『フードドライブ』という言葉については意味をよく知らない人が多く、フードドライブという言葉に親しみを抱いてもらったり憶えてもらうことを第一に、文字が目立つようなポスターを考えました。見た人の記憶に残ればいいなと思います。これまでにもSNSなどでポスターを制作することはありましたが、実際に大きなサイズに印刷されたのは、自分にとって初めてのことです。自分の作品が印刷され目の前にあるということが、とても良い経験になりました。将来、こういう仕事に就きたいなと考えるようになり、将来のための一歩が踏み出せたのかなと思います」。 長岡知里さん 「フードドライブ事業については、松崎久美先生(准教授/国際交流センター長)の授業で知りました。ポスターの制作でははデザインに悩みましたが、この事業が人と人とのつながりが大切なあたたかい活動だと思い、手から手へ食べものを渡している場面を描きました。ポスターを制作するにあたり、フードドライブについて調べ回収に適した食べものを描いています。このポスターにあるものならば、ちゃんと全部回収できるようになっているのでぜひお願いします。自分の作品がポスターになることは小学生のとき以来で、とても嬉しく思っています。町に貼られたら写真を撮りに行きます!」。 久田釈世さん  記者発表には参加できなかった疋田美有さんからは、「ポスター制作で皆さまへの周知の手助けができることは、美大生として、また表現者として、とても嬉しいです。このプロジェクトを通して食と消費について考えてもらうきっかけになればと思います。ポスターについては、秋の開催なので、北名古屋市のイメージカラーを残しつつ秋らしい配色にしました」とコメントが届き、この場で紹介されました。  ポスターに掲載されたフードドライブ事業は、2022年10月30日(日) 午前9時~12時まで、ピアゴ西春店(弥勒寺西1丁目108番地)にて行われます。北名古屋市女性の会の方々に加え、ポスターを制作した学生も参加し、食品の回収をお手伝いします。まだ食べられるにもかかわらず廃棄してしまうような食品があるば、ぜひお持ちよりいただき、食品ロス削減と食糧支援にご協力をお願いします。 お持ちよりいただける食品については条件があるので、こちらをご確認ください。 フードバンク愛知ホームページ

2022.9.6

2022年前期「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」古川美術館・分館爲三郎記念館ミュージアムグッズを展示

 「今回のお話は、昨年の『KOUGEI EXPO IN AICHI』を拝見し、学生さんたちの作品を観たところから始まりました。その後、卒業制作展にお伺いして米山先生、扇先生に案内していただき、そうした交流を続ける中で米山先生から古川美術館で学生がなにかできるようなことがあればと、お声がけをいただきました。ちょうど美術館としても愛知県下の芸大と係わっていきたいと模索していたこともあり、今回の『デザインプロデュース』をご提案はいいタイミングでした。  作品ができあがってみると、それぞれにバラエティに富み、古川美術館・爲三郎記念館にこんなにも色々なイメージがあったんだと、とても新鮮に感じています。私たち学芸員にとっては日常となっている場所ですが、初めて来た学生、とりわけ異なった文化を持つ留学生の人たちからの視点の新鮮さが印象的です。キャラクターの作品では、これほどたくさんの種類、しかも思いもよらない視点があり、なるほどと感心させられました。自分たちでは気が付かなかった色々な魅力を引き出す扉はまだいっぱいあったんだと気付かされた思いです。  個人的には、ムジュムジュ様がお気に入りです。「夢寿夢寿(むじゅむじゅ)」というあんこを黒砂糖の羊羹で包んだ爲三郎記念館オリジナルの和菓子があるのですが、そのお菓子が精霊になった、という設定でキャラクターになっています。お菓子のとおり丸くて黒いキャラクターですが、そこに個性があふれていて面白いと思いました。お菓子がキャラクターになることや性別もあいまいで抽象的ですが愛着がわきます。これまで美術館ではキャラクターなどを作っていませんでしたが、今後、ワークショップなどで子どもの案内役にも活躍できるのではないかと考えています。じつは、このチームの学生さんたちが美術館へ来て、こういうキャラクターは受け入れられるか聞きに来てくれました。半信半疑だったと思いますが、否定してしまうと何も産まれないので、そのまま突き進んでもらいたいなと考えましたが、良い結果になったと思います。」  「今回の授業では、中間と最終の2回のプレゼンテーションがありましたが、中間プレゼンテーションのときに『今の学生の皆がいいと思うキャラクターを提案してくださっていますが、それが10年後またこの美術館に来てくれたときにいいなと思えるようなものであれば、とてもありがたいです』という言葉をいただきました。今新鮮に感じるアイデアと長い時間に耐える普遍性、この2つの要素をもう一度考えることになり、学生にとって勉強になったと思います。バランスを取ることが難しく、チームによって考え方も分かれました。中には、採用されなくても自分たちで納得のいくものを提案しようと考えるチームもあり、作品がより深いものになったように思います。また、デザインという領域は、採用されたものだけが表に出て、採用されなかったものは表に出てきません。今回、すべてのプロセスを展示してもらえたことが学生にとっては本当に良い経験になったと思います。展示の話を聞いて学生のモチベーションも大きく上がりました。一般の方々からご意見をいただけることも貴重です。」  「デザインプロデュース」の授業は今回で4年目になります。今年は大学院の「地域プロジェクト」と合同授業の年でもあり、授業登録者数が48名と今までで最多となりました。学生に受講理由を聞くと、『美術館との関わりに興味がある』『自分のデザインがミュージアムグッズになる可能性がある』などで、芸術大学が美術館と協働プロジェクトを行う有効性を感じました。デザイン領域の学生だけではなく、美術領域の学生、留学生も多数受講したので、バックグラウンドが異なる学生たちのグループによる多様性のあるプレゼンテーションになりました。今後も社会と学生が関わる場を作ることが出来ればと思います。」 2022年前期「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」 古川美術館・分館爲三郎記念館ミュージアムグッズを展示  デザイン領域 テキスタイルデザインコース 扇千花 教授とメタル&ジュエリーデザインコース 米山和子 教授による「デザインプロデュース」では、名古屋市千種区の古川美術館・分館爲三郎記念館のミュージアムショップで販売するグッズのプロデュースに取り組んできました。2022年7月20日に最終プレゼンテーションを終え、前期の講義は終了となりましたが、バラエティに富むアイデアをこのまま埋もれさせてしまうのは惜しいと、美術館のご厚意で、提案したアイデアを記したボードと試作品を2022年8月17日(水)~28日(日)の期間、爲三郎記念館にて開催された企画展「新発見 数寄屋の魅力」に合わせて展示していただきました。また、一部の作品はキーホルダーやシールとしてすでに商品化、実際にミュージアムショップで販売されています。  今回の展示とデザインプロデュースについて、古川美術館 学芸員 早川祥子さんにお話を伺いました。 古川美術館 学芸員 早川祥子さん(左)/メタル&ジュエリーデザインコース 米山和子教授(右)  担当教授からは、以下の感想をいただきました。 米山和子教授 扇千花教授  今回の成果として具体的な活用や商品化についてお伺いすると、「ネイルシールは、プレゼンのときから商品化できるという点で一番現実性が高かった作品です。それからコースターですが、すでに茶道体験で使わせていただいています。使い方に合わせてスタンプ帳にするなど内容をブラッシュアップして作っていただきました。今回、制作コストを考えてもらうなど、自分の作りたいものを作るという普段の課題とはまったく違う作業だったのではないかと思いますが、学生さんたちに色々と考えてもらえて良かったです。展示も含め、いい形で終えることができて、学芸員としてとても嬉しく思います」(早川さん)。  「デジタルツールが使いこなせることが学生の強みでもあります。工房で、使い方に合わせたものをすぐに制作していました。価格に関しても、学生にとって良い経験になったと思います。シビアな実践の場ですね。現実はそうなんだと少しわかったのではないかと思います。今後は、工芸分野で商品の提案ができるように考えていきたいと思います」(米山教授)。  展示は、早川さんをはじめ学芸員の皆さまによるもの。数寄屋造りの建築と相まって、作品の完成度が増したように感じます。展示は2022年8月28日で終了となりますが、キャラクターグッズのミュージアムショップでの販売は続きます。ぜひ、お立ち寄りください。 「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」の過程はこちら

2022.8.25

いちのみや芸術商店街 美術領域工芸コース、メタル&ジュエリーデザインコース 作品展示 高校生とのコラボ BOXアート展示、作品の販売も

いちのみや芸術商店街 美術領域工芸コース、メタル&ジュエリーデザインコース 作品展示 高校生とのコラボ BOXアート展示、作品の販売も  に合わせて、会場の一つとなっている一宮市では、さまざまなイベントや企画展が開催されます。本学の美術、デザイン、音楽の各領域も、パートナーシップ事業である「いちのみや芸術商店街」の企画・運営に参加、作品の展示と演奏会を行います。美術領域工芸コースとメタル&ジュエリーデザインコースは2022年8月9日(火)〜11日(木・祝)に一宮本町商店街のアーケードとその周辺に作品を設置しました。 国際芸術祭「あいち2022」 I・T・Kビルでは「BOXアート」を展示  「BOXアート」は、本学で一宮市の高校生を対象としたワークショップで制作されました。30センチ角の木箱に尾州織物の廃材等を用いて作られ、本学の111名の学生も「BOXアート」を制作しました。木箱のひとつひとつには作った人の内面や空想などが表現されており、個性が際立ち見応えのあるものになりました。一宮駅近くのI・T・Kビルでは、完成した約200個もの木箱を組み合わせ、ひとつの展示となっています。制作に参加した木曽川高校の生徒からは、「作っていて楽しかった」、「芸大生の作品と並べると見劣りするのではと思いましたが全体で見ると統一感があって安心しました」などの声が聞かれました。 会期前日には関係者を招いてI・T・Kビルで内覧会が開催  中野正康 一宮市長、一宮本町商店街振興組合代表、銀座通商店街振興組合代表ら、関係者を招いて内覧会が開催され、本学からは米山和子 教授、中田ナオト 准教授が出席しました。中野市長は会場に集まった関係者や学生達を前に、これまでの努力に謝意を述べ「多くの分野の方のお力添えをいただきまして「いちのみや芸術商店街」の企画をスタートできることを楽しみにしています」と挨拶されました。 美術領域工芸コースとメタル&ジュエリーデザインコースが作品を設置  2022年8月11日(木)には、メタル&ジュエリーデザインコース、美術領域工芸コース(陶芸・ガラス)の学生が、一宮駅から一宮本町商店街の思い思いの場所に作品を設置しました。あらかじめ学内で制作された作品を運び込み設置するものもあれば、その場でシャッターに絵を描くなど作品もそれぞれ。炎天下の中、準備を行いました。大きなものでは、銀座通りのロータリーに設置した陶の作品や高さ2mを優に超える金属作品など、小さなものでは電力メーターのボックスの中にあるミニチュア作品といったものもあり、商店街を歩きながら作品を探す楽しみもあります。設置に際して、展示場所を提供してくださったお店の方々にもご協力いただき、学生との交流も生まれ、そのこと自体とても意味のある展示となりました。お店の方々をはじめ、設置の様子を眺める近隣の方々や、あいち2022に訪れた方からも声をかけられたり写真を撮られたりと、注目度の高さもまずまず。一般の方から作品について感想をいただけるのもこうした野外展示の魅力であり、非常に良い経験になるのではないかと思われます。 一宮駅前のアパホテルでも卒業生を中心に作品を展示、販売  一宮駅前のアパホテル(尾張一宮駅前)ロビー、レストラン「アンシエーヌ」では、印刷表現を拡める活動をする「Print for Sale」が、卒業生と学生の作品を展示、販売しています。ロビーでは、グッズやヴィジュアルデザインコースの学生によるTシャツを販売、レストランでは版画作品、ファブリックパネルを展示しています。  国際芸術祭「あいち2022」パートナーシップ事業の「いちのみや芸術商店街」にはこのほか、テキスタイルデザインコースの展示、また、10月には音楽領域の演奏会と盛りだくさんの内容です。一宮へお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。

2022.8.8

テキスタイルデザインコース いちのみや芸術商店街 尾州織物の廃棄素材を使った作品を展示

 川邊さんの作品には、コラージュのほか2年生ではまだ授業で行っていない染めの技術も用いられています。「染めは3年生の授業でやるのですが、今回やってみたくて先生にやり方を聞きながら制作しました。思っていたよりも制作に時間がかかり、学校に遅くまで残ってなんとか仕上げることができました」。  3年生の藤川さんは、裏面にも対になるデザインを考案したものの上手くいかなかったのだとか。「裏にも端耳を付けようと思いやってみましたが、ミシンに糸が絡んで上手くいかず断念しました。やはり制作に時間がかかり、大きな袋に詰めて持って帰り自宅でも作業しました。模様は付けられませんでしたが裏面には縫い目が出ています。きれいに仕上がっているので裏も観て欲しいですね」。  4年生の江口さんの作品は端耳をたくさん使い印象的な模様を描き出しています。「模様からウールの良さが見てもらえればいいなと思います。卒業制作もあるので時間を決めて効率的にやろうと努力しました。朝早いうちに学校へ来て、ミシンが空いてる午前中に集中して作業しました」と3者それぞれに工夫を凝らし制作したことが作品からも伝わってきます。 テキスタイルデザインコース いちのみや芸術商店街 尾州織物の廃棄素材を使った作品を展示  に合わせて、会場の一つとなっている一宮市では、連携事業としてさまざまなイベントや企画展が開催されます。本学の美術、デザイン、音楽の各領域も、パートナーシップ事業の「いちのみや芸術商店街」に参加、作品の展示と演奏会を行います。テキスタイルデザインコースは、一宮本町商店街のアーケードに尾州織物の廃棄素材を使った作品を40点展示、2022年8月2日(火)に設営を行いました。 国際芸術祭「あいち2022」  作品名は「祈織(いのり)」。一宮本町商店街は、真清田神社の門前町として栄える商店街で、盛大な七夕の飾りで知られています。祈織(いのり)と命名したのは3年生の水野那美さん。織物の神様を祀る真清田神社の七夕飾りに因み、織物産業の発展とこれまで受け継がれてきた伝統が続くことへの「祈」りを作品に「織」り込むということを表します。作品は、学生がそれぞれ、尾州織物の廃棄素材である端耳をもらい受け、布にコラージュする形で制作されています。モチーフとしては、星や天の川、短冊など七夕飾りを連想させるものも観られます。いずれの作品もフワフワとした尾州の毛織物の柔らかさが印象的です。扇千花教授によれば、制作時期、尾州では秋冬物の生地を織っているタイミングで、端耳も落ち着いた色調になっているとのこと。学生らは、ベースとなる布とこれらの端耳を上手く組み合わせ、カラフルな作品を作り上げています。  アーケードの中心部、ドームになった部分には、1.5m×4mの一際大きな8枚の作品が飾られています。このうちの3作品を制作した、2年 川邊ななさん、3年 藤川裕樹さん、4年 江口桃世さん、にお話を伺いました。 川邊さんの作品 藤川さんの作品 江口さんの作品  すでにテキスタイルデザインコースの作品はいつでも見られますが、この後、メタル&ジュエリーデザインコース、美術領域工芸コース(陶芸・ガラス)の作品も商店街周辺に設置され、本学学生の作品が一宮の街を彩ります。また、一宮駅近くのI・T・Kビルでは、本学と一宮市の高校生、中学生、小学生とコラボレートし制作した作品を展示。本学卒業生の作家が中心となって展示を行うPrint for Saleも一宮駅アパホテルにて開催されます。期間は2022年8月10日(水)~10月10日(月)(I・T・Kビルは月曜休)、国際芸術祭「あいち2022」と合わせ、ぜひご覧下さい。

2022.8.4

2022年前期「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」古川美術館・分館爲三郎記念館ミュージアムショップ事業 ミュージアムグッズの提案

2022年前期「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」 古川美術館・分館爲三郎記念館ミュージアムショップ事業 ミュージアムグッズの提案 中間発表会 最終プレゼンテーション  デザイン領域 テキスタイルデザインコース 扇千花 教授とメタル&ジュエリーデザインコース 米山和子 教授による「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」は、デザイン・美術を工芸の観点から地域の産業と人をつなげ生活を豊かにするものを考え制作するという講義で、名古屋市千種区の古川美術館・分館爲三郎記念館のミュージアムショップで販売するグッズのデザインプロデュースを行います。  2022年4月に、学生らは古川美術館を訪れ、美術館の成り立ちや古川爲三郎氏についての知識を深め、実際にミュージアムショップで販売されているグッズなどを見学しました。それらに基づいてアイデアをまとめサンプル品を制作、6月に古川美術館を運営する公益財団法人 古川知足会の皆様をお招きし中間発表会を行いました。学生たちのバラエティ豊かなアイデアやデザインを高く評価していただきましたが、実際に商品を販売しているプロの視点から、コスト面、安全性、流行の変遷、意匠の問題といった観点から継続可能か、という問いかけがあり、結果として制作費用の明確化と想定する販売価格と合わない場合はコストカットのアイデアが課題として残りました。また、販売期間においても、常設するものに加え期間限定で販売することも選択肢としてあり、それらのアイデア出しも課題となりました。  これらを受けてアイデアをブラッシュアップ、2022年7月20日、いよいよ最終のプレゼンテーションが行われました。今回は、古川美術館・分館爲三記念館の学芸員の方々に加え館長代理兼事務局長 伊藤洋介氏にもお越しいただき、一層、熱の入ったものになりました。  学生らは9つのチームに分かれ、制作したサンプルをお見せしながら、スライドやボードを使い自分たちの企画を説明しました。この授業は、領域に関係なく履修できるものであり、チームにはさまざまなコースの学生、大学院生、留学生と専門や立場が異なる学生が含まれており、それぞれが得意分野で貢献しているようで、成果物としてもグッズはもちろん、パンフレット、チケット、包装パッケージなど、いろいろなところで活用できるロゴマークやキャラクターのデザインといったような幅広いアイデアが提案されました。グッズに関しても、焼き物をベースにした工芸的なものから、キャラクターを活用したキーホルダーや缶バッジ、トートバッグ、さらに古川美術館の収蔵品をモチーフにしたネイルシールなど、幅広いサンプルが制作されました。学生らは、中間発表で指摘を受けた製造原価についても考慮し、中には複数の製造メーカーに相見積もりを依頼しその結果を資料に盛り込むチームもあり、そのまま企業の企画会議になりそうな非常に実践的なプレゼンテーションとなりました。製造原価や販売価格など、これまで携わったことのない分野への考慮も必要になり、苦心したことが伝わります。  結果としては、パンフレットなど現在も使われているものに置き換えるものや、チケットなど使用に関して役割があるものなどは調整が必要で直ちに採用することは難しいものの、限定商品やこれまで扱っていなかった商品は前向きに検討したいとの評価がありました。ことに、美術作品をモチーフとしたネイルシールと数寄屋造りの建築からかたどられた陶磁器の作品は、価格の設定を含め高い評価をいただきました。  伊藤氏からは「熱の入ったプレゼンテーションをしていただき、また、こうした機会をいただいたことに感謝申し上げます。学生の皆さんには、売り込むことの大切さを感じていただけたのではないかと思います。皆さん非常によくできていたと思います。難しい課題だったと思いますが、とてもよく頑張ってくれたチャレンジ精神を嬉しく思います」と評価いただきました。  当初、採用作品を古川美術館に展示することが考えられていましたが、バラエティに富むアイデアがあり、このままでは惜しいとの声もあり、嬉しいことにすべてのチームのプロセスボード、試作品を、8月17日(水)~28日(日)に開催する為三郎記念館 特別展示 「新発見 数寄屋の魅力」に併せて展示していただけることになりました。 特別展示については、古川美術館ホームページをご覧ください(画像をクリック)  デザインプロデュースの成果を、古川美術館・分館爲三記念館にて、ぜひご覧下さい。また、実現可能なものをぜひ商品化したいとの要望もあり、古川知足会でさらに検討することになりました。商品化も含め、非常に楽しみな講義となりました。 中間発表会(2022年6月15日) 最終プレゼンテーション(2022年7月20日)

2022.7.14

〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作りを開催

〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作りを開催  2022年6月19日(日)、名古屋みなと蔦屋書店(名古屋市港区)1F イベントスペースでワークショップ「〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作り」を共催しました。  当日は本学ボランティアグループ「みつば」による、絵本の読み聞かせとパネルシアター、歌をお楽しみいただいた後、お子様と一緒にステンシルブックカバーを作っていただきました。ベレー帽にベストを着けて、アーティスト気分で制作スタートです!  あまり手を汚さずに「指で描く自由な感覚」を楽しんでもらうためにスポンジにクリップを付けた道具をご用意。他にも塗りやすい型紙やトッピングする飾りなどを使いながら、それぞれオリジナリティー溢れるブックカバー制作に集中、オリジナルのしおりをラミネートで包めば完成です。  作った作品は100円分のチケットと交換、好きなお菓子と交換ができます。「遊びの中から《自分が作った作品を購入してもらえるという成功体験》と《お金の計算》を学んでいただけたのではないでしょうか」と名古屋みなと蔦屋書店の安藤さん。  楽しいひとときを全力でサポートしたボランティアグループ「みつば」。メンバーは全員、人間発達学部(2022年度入学生より教育学部)3年生で、市川佑奈さん、小林佑菜さん、小島彩菜さん、三橋黎子さん、山田恵利花さんの5人。  本学教育学部の鎌倉博教授は「2020年度より認定絵本士資格の取得ができるようになったことから、資格取得者に加えて仲間を集めて結成したメンバーです。絵本の読み聞かせの他、手遊びや歌あそび、パネルシアターなどの経験を積んで楽しい《おはなし会》を展開しています」と紹介しました。  子供達の歓声に通りかかった他のご家族が立ち止まり、飛び入りをお願いする。その度に幸せの輪が広がっていくような印象を受けました。  尚、同日ららぽーと名古屋みなとアクルスでは、交通安全ミニフェスで『安全祈願お守りワークショップ』を実施しました。 同日開催『安全祈願お守りワークショップ』

2022.7.14

ららぽーと名古屋みなとアクルス 交通安全ミニフェスで安全祈願お守りワークショップを実施

ららぽーと名古屋みなとアクルス 交通安全ミニフェスで安全祈願お守りワークショップを実施  2022年6月19日(日)、ららぽーと名古屋みなとアクルス(名古屋市港区)で「〜Father`s Day & KEEP SAFETY〜父の日交通安全ミニフェス!」が開催され、本学は父の日にちなんで「おとうさんの安全をいのって作る、お守りワークショップ」と題してコミュニケーションアートコース(旧アートクリエイターコース)の学生が参加しました。  会場となった屋外イベントスペース「デカゴン」では整理券が配られ大勢のご家族連れが集まりました。愛知県警港警察署では警察官のみなさんによる交通安全教室や、パトカーや白バイとの撮影会、ドライブシミュレーター、マスコットキャラクター「コノハけいぶ・ギンペー巡査」との撮影会がおこなわれ、参加した皆さんは交通安全について楽しく学べたようです。  交通安全の意識が高まったところで、お父さんの安全を祈願するお守りを楽しく作って「気持ちを形にしてご家庭まで持って帰っていただく」のが本学ワークショップの狙いです。  まず、お守りに入れるお子さんの写真を撮影。次にお守り袋本体色、デコレートするフェルトシールや掛け紐、叶結びを選びます。「お守り袋は全て学生さんの手作りなんですよ!全部で60個!がんばっていただきました。」とイベント現場担当者さん。お子さん達は親御さんと一緒に思いおもいのメッセージやデコレーションを凝らしたお守りを作ってとても満足そうでした。当日は晴天に恵まれ日中は30度を超える真夏日となりましたが、ワークショップの業務を少しはなれて、日なたで遊んでいるお子さんをテント内の日陰へやさしく誘導する学生の気遣いが印象に残りました。 当日参加した学生たちは、今回のイベントについて次のようにコメントをくれました。 コミュニケーションアートクラス3年 細井彩乃さん 「事前に私達が作ったお守り袋をお子様たちにアレンジをしてもらいました。どのお子様も個性的で素敵なお守りが出来たと思います。リボンをつけて完成したお守りをお子様に渡すと笑顔で「ありがとう」と言ってくださり、とても嬉しかったです。」 美術領域 コミュニケーションアートコース2年 山本星さん 「下準備の段階からお守りを手にする人のことを想像しながら、当日喜んでもらえるようにと心を込めて丁寧に作りました。ワークショップ当日はお子さんと親御さんが楽しんで作品づくりをする様子を見て、このワークショップがひとつのコミュニケーションのきっかけづくりになったということに喜びを感じました。なにより、お子さんが夢中になって絵を描く様子や完成したお守りを嬉しそうに持ち帰る様子に感動しました。」 コミュニケーションアートコース2年  出口佳音さん 「親御さんやお子さんにも喜んでもらえ、自分自身も物を作る楽しさを改めて知ることができたとてもいい経験になりました。」  尚、同日名古屋みなと蔦屋書店ではワークショップ「〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作り」を開催しました。 同日開催『〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作り』