• 学科・領域

  • 形態

2023.10.11

SDGs AICHI EXPO 2023で、佐久島SDGsプロジェクト計画「海のごみ 島だから見えるコト! わかるコト!!」作品展示

SDGs AICHI EXPO 2023で、佐久島SDGsプロジェクト計画「海のごみ 島だから見えるコト! わかるコト!!」作品展示  2023年10月5日(木)~7日(土)の3日間、愛知県国際展示場 AICHI SKY EXPOで開催されたで、佐久島SDGsプロジェクト計画「海のごみ 島だから見えるコト! わかるコト!!」で学生が制作した作品を展示しました。このプロジェクトは、美術領域コミュニケーションアートコースが中心となり、佐久島の環境を脅かす「漂着ごみ」の存在を広く一般に周知し、抑制につなげるためのアート作品を制作するというもの。アート作品を通して、佐久島の環境と問題について広く知ってもらおうというプロジェクトです。5月の佐久島視察に始まり、9月に最終のプレゼンテーション、さらにブラッシュアップして今回の展示となりました。 「SDGs AICHI EXPO 2023」  今回の展示は西尾市が主体で、会場の中の自治体エリアでの展示となり、限られたスペースのためすべての作品を展示することができません。プロジェクトを運営する西尾市 佐久島振興課 三矢由紀子さん、東海テレビプロダクション クリエイティブセンター ディレクター 中山篤史さんのお二人に作品をセレクトしていただき、設営もお任せする運びとなりました。自治体エリアの他の展示は地域の特産品が多く、アート作品を展示する佐久島ブースは一味違うユニークな存在となりました。  作品の選択について伺うと、「今回、発表の場所がイベント会場ということもあり観光客も多く来場されます。そんな中、美術館に置いてあるようなものよりも、親しみやすさや入り込みやすさということを考えました。そこで、まず触ることのできる作品『はぐくみくん』(美術総合コース 2年 宮池莉菜さん作)を前面に置き、お客さんにも『どうぞ触って下さい』と声をかけています。触っている間にごみの話をし、特にごみ自体は悪くないというコンセプトを伝え、他の作品へ誘導する、そんな流れの展示にしました。難しいデータを見せなくても、なにか感じるものを伝えることができる、アートの力を感じています」(中山さん)。  「アート作品として単純にかわいい、きれいがあり、その裏にはこうした環境に対するテーマがありますと説明しています。佐久島の問題について、まず知ってもらうことが大切だと思います。これまで佐久島での活動は、人員が足りなくてボランティア活動というか、外部の人に来ていただいてやってきました。それをこうした機会にアピールして上手く広げられればと思います。来ていただいた方がまた来たいと思えるような、今度は私たちがこれまで来ていただいた方たちに恩返しというか、おもてなしをしていけたらと思っています」(三矢さん)、と展示に手応えを感じているようで安心しました。  取材当日は、平日ということもあり出展の関係者が多くいらっしゃいましたが、しっかりと作品の背景まで見て説明を受けるお客さまが多く見られました。企業の方、環境省の方にもしっかり作品を見てもらい、取り組んだ甲斐があったとの声も聞かれました。町おこし的な出展が多い中、ごみ問題という社会問題を扱う出展は、SDGsの考えに即したものであり意義深いものなりました。  今後、作品は、2023年10月14日(土)に田原市で行われる「三河湾大感謝祭」、2023年11月18日(土)、19日(日)に東京で開催される全国の島々が集まる祭典、2023年11月23日(木)~12月10日(日)、佐久島へ渡る船乗り場近くの「佐久島ナビステーション(さくナビ)」にて展示されます 「アイランダー2023」

2023.1.21

デザイン領域 北名古屋市フードドライブ事業にボランティア参加 食品1000点超が集まりました

デザイン領域 北名古屋市フードドライブ事業にボランティア参加 食品1000点超が集まりました  2022年10月30日(日)、北名古屋市は余った食品を市民から回収して食料支援につなげるフードドライブ事業をピアゴ西春店で開催。食品の回収ボランティアに、フードドライブ事業のポスターを作成したデザイン領域の学生が参加しました。  ボランティアに参加したのは、ポスターを制作したデザイン領域1年生の小島結さん、長岡知里さん、久田釈世さん、さらに昨年ポスターを制作しボランティアにも参加したデザイン領域 スペースデザインコース 2年 城田菜月さんの4人。今回から、北名古屋市女性の会も加わり、賑やかに回収が行われました。  午前9時からの回収に合わせ、北名古屋市環境課の指示の下、女性の会の方々と回収の方法を手分けしました。回収できるものとして賞味期限が1ヶ月以上あるものとされているため、受け取った食品が開封されていないかを確認し、どれくらいの量があるか点数をチェック、さらに賞味期限を確認して、箱に詰めて品名と賞味期限を箱に記す、という手順で回収します。このように、単に食品を受け取るだけでなく、それが適切なものか確認し、バックヤードで整理して箱詰めする仕事があります。これらの作業を参加者が分担し、回収します。  スーパーの開店とともに、食品を手にした方が訪れます。中には台車にいくつもダンボールを積み重ねた方もおられ、ボランティアたちからはうれしい悲鳴が上がります。作業を進める中、学生らは女性の会の方々とも打ち解け、和やかな雰囲気のなか回収が行われました。食品点数を何度もチェックしながらリストが埋まっていくことに、皆でよろこびとやさしさ、やりがいを感じました。  回収を始めてから2時間も過ぎた頃には、1000点を上回る数の食品が集められ、机の上にはダンボールの山ができあがりました。NPO フードバンク愛知の寺田覚さんは「点数で1300点以上、目算ですが現時点で200kgは超えてると思います。前回が850点ほどだったので倍くらいなるかもしれません。1か所でこれほど集まったのは全国的に見てもトップクラスじゃないかと思います」と顔をほころばせました。寺田さんによれば、「まだまだフードドライブ事業に対して周知が足りなく、参加したいと思っていてもどうやって参加していいかわからない人が多くいるのでは」とのこと。ポスターをはじめとする周知活動や、回収にも学生が協力して取り組んでいることに、高い評価をいただきました。

2022.10.21

デザイン領域の学生が北名古屋市フードドライブ事業のポスターを制作、記者発表が行われました

デザイン領域の学生が北名古屋市フードドライブ事業のポスターを制作、記者発表が行われました  賞味期限の切れていない食品を回収し子ども食堂など食糧支援につなげる北名古屋市の「フードドライブ事業」に、デザイン領域有志の学生がポスターを制作、北名古屋市にて記者発表が行われました。  ポスターを制作したのは、デザイン領域テキスタイルデザインコース2年生 疋田美有さん、デザイン領域1年生の小島結さん、長岡知里さん、久田釈世さんの4名。疋田さんは昨年に引き続いての参加です。  昨年から始まった北名古屋市のフードドライブ事業ではこれまでに総数約1800点、約400kgもの食料品が集められ、子ども食堂をはじめ多くの必要とされる方へ支援として配布されています。NPO法人フードバンク愛知が主体となり本学が協力、そして今年度からは北名古屋市女性の会が加わり、次回は2022年10月30日(日)(食品ロス削減の日)にピアゴ西春店にて回収を行います。食品の回収に先立ち、2022年9月28日(水)に記者発表が行われ、制作されたポスターが披露されました。ポスターは4種類80部制作され、ピアゴ西春店をはじめ、西春駅、北名古屋市庁舎、公共施設などに掲示され、事業の周知に役立てられます。ポスターを制作した学生の1年生3名が、記者からの質問に応じました。 左から小島結さん、長岡知里さん、久田釈世さん 「大学生になりボランティアに参加したということが、将来きっと自分の誇りになるだろうと思い参加しました。フードドライブがもっと広がっていけば貧困の問題が減るのではないかと思い、支援を受ける人とつながっていることをイメージしやすいようにポスターを考えました。こうして作品が形になるのは初めてのことで、頑張って良かったなと思います。実際にできあがると、もっと情報をまとめて見やすくすればよかったと反省する点がいくつも見つかり、今後の制作の原動力にもなるように思います」。 小島結さん 「知り合いが子ども食堂のボランティアに係わっていることもあり、フードドライブのボランティアに興味がありました。友達に聞いてみても『フードロス』という言葉については知っている人が多いのですが、『フードドライブ』という言葉については意味をよく知らない人が多く、フードドライブという言葉に親しみを抱いてもらったり憶えてもらうことを第一に、文字が目立つようなポスターを考えました。見た人の記憶に残ればいいなと思います。これまでにもSNSなどでポスターを制作することはありましたが、実際に大きなサイズに印刷されたのは、自分にとって初めてのことです。自分の作品が印刷され目の前にあるということが、とても良い経験になりました。将来、こういう仕事に就きたいなと考えるようになり、将来のための一歩が踏み出せたのかなと思います」。 長岡知里さん 「フードドライブ事業については、松崎久美先生(准教授/国際交流センター長)の授業で知りました。ポスターの制作でははデザインに悩みましたが、この事業が人と人とのつながりが大切なあたたかい活動だと思い、手から手へ食べものを渡している場面を描きました。ポスターを制作するにあたり、フードドライブについて調べ回収に適した食べものを描いています。このポスターにあるものならば、ちゃんと全部回収できるようになっているのでぜひお願いします。自分の作品がポスターになることは小学生のとき以来で、とても嬉しく思っています。町に貼られたら写真を撮りに行きます!」。 久田釈世さん  記者発表には参加できなかった疋田美有さんからは、「ポスター制作で皆さまへの周知の手助けができることは、美大生として、また表現者として、とても嬉しいです。このプロジェクトを通して食と消費について考えてもらうきっかけになればと思います。ポスターについては、秋の開催なので、北名古屋市のイメージカラーを残しつつ秋らしい配色にしました」とコメントが届き、この場で紹介されました。  ポスターに掲載されたフードドライブ事業は、2022年10月30日(日) 午前9時~12時まで、ピアゴ西春店(弥勒寺西1丁目108番地)にて行われます。北名古屋市女性の会の方々に加え、ポスターを制作した学生も参加し、食品の回収をお手伝いします。まだ食べられるにもかかわらず廃棄してしまうような食品があるば、ぜひお持ちよりいただき、食品ロス削減と食糧支援にご協力をお願いします。 お持ちよりいただける食品については条件があるので、こちらをご確認ください。 フードバンク愛知ホームページ

2022.3.17

デザイン領域1年生が北名古屋市フードドライブ事業にボランティア参加

デザイン領域1年生が北名古屋市フードドライブ事業にボランティア参加  2022年3月12日(土)、北名古屋市の「フードドライブ事業」にデザイン領域1年生の疋田未有さん、熊谷未玖さんがボランティア参加、市民が持ち寄った余剰になった食品を受け取りました。フードドライブ事業は、賞味期限の切れていない家庭で余った食品を回収し子ども食堂など食糧支援につなげる事業で、今回は、北名古屋市、NPO法人フードバンク愛知、スーパーマーケット バロー、本学の協力で行われました。今回の事業に向けて疋田さん、城田さんがポスターを制作し、告知にも一役買いました()。回収の当日も、制作したポスターとともに食品廃棄に関するデータのパネルを展示し、食品ロスに関する啓蒙活動が行われました。  食品の回収は午前中の3時間ほどでしたが、前回の45世帯を上回る数の方々から食品をお持ちいただきました。缶詰やジュース、乾麺、お米など、さまざまな食品が持ち寄られました。なかには、ダンボール箱をいくつも持ってくる方もおられ、人々の温かさを実感しました。  当日は、この事業について学生に紹介しボランティア参加へつなげたデザイン領域/国際交流センター長 松崎久美 准教授、SDGsの活動にも取り組む 声優アクティングコース まほろば遊 非常勤講師も駆けつけ、お手伝いしました。 松崎准教授は「ボランティア活動に参加することで社会や世の中のことをもっと知って欲しいし、こうした経験を作品制作にもぜひ生かして欲しい、今後もこうしたフードドライブ事業や学校・地域に根差した国際交流の活動を広げていきたい」と抱負を語りました。  参加した熊谷さんは「高校時代はこうした活動を実際にやったことはなく大学生になり新しい世界が広がったように思います」と話し貴重な経験になったようすです。  今回集まった食品は、NPO法人フードバンク愛知を通して北名古屋市内の子ども食堂など必要とする方に届けられることになります。フードドライブ事業は、今後も継続して行われる予定です。 紹介記事