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2018.11.11

プラザお困り解決ノート「電動ベッドを使った起き上がり、立ち上がり」

なごや福祉用具プラザでは、ご利用者の皆様からさまざまなご相談をいただいております。  このページでは毎回、比較的に多いご相談事例を紹介します。 読者の皆さんの参考にしていただくのはもちろん、「こんな事も相談していいんだ」と気軽な気持ちでプラザにお越しいただければと思います。 電動ベッドを使った起き上がり、立ち上がり 日常生活に必要な動作をお手伝い  筋力の衰えにより布団からの起き上がりに苦労するようになった男性(以下、Aさん)のご家族からの相談です。 起き上がることができず、家族が外出している日は寝ていることが増え、自分でできることが減っていき、トイレにも行けなくなってしまいました。 自力で布団から立ち上がることはできませんが、座った状態から手すりがあれば立ち上がることができます。 Aさんは、長く柔道をやっていたスポーツマンで旅行や散歩に出かけることが多かったとのこと。 以前のように立ったり歩いたりできる日常生活を求めていらっしゃると考え、起き上がりを補助するために電動ベッドをご提案しました。 電動ベッドの種類について ※写真はマットレスを外した状態です。  電動ベッドは、モーターの数によって操作できる機能に違いがあります。  3モータータイプのベッドは、背上げ角度調整・脚上げ角度調整・床高さ調整の3つの機能を個別に操作することができます。  2モータータイプは、背上げ角度調整と床高さ調整の2つの機能を個別に操作することができますが、背上げと連動し脚上げも動作します。 起き上がりに利用する場合は、背上げ・脚上げの連動をキャンセルしておきます。 3モーター(背上げ+高さ+足上げ)  2モーターとの違いは、足の上下の単独操作も可能になるという点で、ご利用者や介護者に合わせて自由自在に調節できます。 2モーター(背上げ+高さ)  脚部については背上げに連動して上下し、連動を解除することが可能なものが多く、その場合は脚部はフラットなままとなります。 電動ベッドを使用した起き上がり・立ち上がり動作 はじめに A背上げ時にベッドの曲がる位置を確認しておきます。 A2モータータイプの場合、背上げ・脚上げ連動はキャンセルします。 Bベッドの高さはベッドに座った(端座位)時に足が地面に着く高さに調整します。  ベッドの曲がる位置に股関節がくるように横向き(側臥位)になります。 必要に応じて手すりにつかまります。  背上げ機能で上体を起こしていきます。 手すりにつかまっている場合は手を挟まないように注意します。  ベッドの背が上がってきたら、手すりにつかまり起き上がります。  手すりにつかまって立ち上がります。 その後の経過  楽に起き上がれる、自分で起き上がれるということはとても大切なことです。 ベッドの機能を使い、身体の使い方を覚えることで、自分ひとりでも起き上がれるようになります。 Aさんも、一連の動作を練習したところ、もともと身体を動かすことが得意だったこともあり、すぐにコツをつかんだようで、ご自分で起き上がれるようになりました。  本人の状態・能力によって電動ベッドを利用しての起き上がり方法は異なります。 なごや福祉用具プラザでは専門の職員がご案内していますので、お気軽にご相談ください。

2018.7.19

プラザお困り解決ノート「車いすで姿勢を安定させる方法」

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2018.3.19

福祉用具よもやま話 3 知ればわかる、試してわかる 福祉用具の買い方

福祉用具の購入は「お得に買う」ことにこだわりがちですが、 必要なものを必要なときに、制度も活用して買うことが大切です 知ればわかる、試してわかる 福祉用具の買い方 今度の土曜は楽しい遠足です。 たろうとお姉ちゃんはお父さんと駄菓子屋さんへ行きました。 たろう  :おやつ代は300円。 でも、先生に聞いたらバナナは「お弁当」に入れてもいいし、アップルジュースは水筒に入れちゃえばわかんないからオッケーでしょ。 だからこんなにたくさん買えたよ。 すごいでしょ!」 お父さん :おお〜。 すごいねぇ……。 あれっ、お姉ちゃんはたったそれだけ? たろう  :もっといろいろ買えるじゃん! お姉ちゃん:「食べられるだけ最小限で」って学校からのプリントに書いてあったでしよ。 あんたはそんなに食べきれないんだからアタシが半分もらうからいいの。 たろう  :ええ〜!? お父さん :でも、まぁ、せっかくだし「食べられる」ってことにして、お姉ちゃんもとりあえず300円ぶん買っておけばいいんじゃない? お姉ちゃん:無駄遣いはだめ!本当に必要なものをよく考えて必要なときに買わなきゃ。 だめよ、お父さんはすぐそうやって子どもを甘やかすから!! お父さん :はい、スミマセン……(最近、ママに似てきたなぁ) 「必要なものを必要なときに買う」のは福祉用具も同じです 「介護保険の認定を受けているから補助はあるでしょ?」  福祉用具プラザに来館頂いたお客様からよくある質問です。  福祉用具は高齢者や障害がある方の自立に役立ち、介護する方に対しても介護負担を軽減するものですが、どのようにして手に入れると良いのでしょうか。  制度として「介護保険」には<貸与(レンタル)>と10万円を限度としての<購入>があります。 また「障害者総合支援法」に基づく<補装具>や<日常生活用具>としての給付などもあります。  例えばT字杖が欲しい場合、介護保険ではレンタル対象品ではないので自費購入となりますが、身体障害者手帳を持ち、かつ歩行が不安定な方や、難病等の疾患により足が不自由な方の場合は「日常生活用具」として給付の対象です。  車いすも介護保険制度では軽度者(要支援1・2、要介護1)は原則、借りることができませんが、身体障害者や難病患者の補装具として申請をすることは可能です。  同じ道具でも、制度により給付の対象であったりなかったり・・・ややこしいですね。 ところで、一般的に思い浮かべる福祉用具代表のような杖や車いすだけでなく、パソコンやスマートフォンも福祉用具です。 なぜなら、目や耳や発語が不自由で、一般的に意思疎通を交わす事が難しい場合でも、同時にコミュニケーションをとることのできる魔法の道具だからです。 行ったこともないような場所の映像や音声を瞬時で確かめたり、買い物したり、趣味に興じたり・・・パソコンは大人も子どもも障害のあるなしに関わらず、不特定多数の人々に大変便利なグッズであり、今や現代社会において無くてはならないものの一つですが、もちろん介護保険では手に入りません。 でも障害者総合支援法では補装具や日常生活道具として認められているものもあります。  その他、入浴用品、便器・オムツなどの排泄用品、歩行器などの移動用具、等など・・・便利な物、生活に必要な物である福祉用具ですが、その方の障害の程度や市区町村の制度に沿ってどんな道具が使えるか。 環境や介護力も合わせての判断が必要です。  あ〜〜〜難しすぎてわからない!! いったい自分にはどんな道具があっているの!?どんな制度が使えるの!?と思われた方。 まずは、なごや福祉用具プラザに来てみませんか? たくさんの用具を実際に触ってみてください。 どんな用具があり、どのように使うのか。 どんな制度を適応できるか。 なごや福祉用具プラザの職員が笑顔でお迎えし、皆様と一緒に考えます。

2017.11.6

福祉用具よもやま話 2 知ればわかる、試してわかる 福祉用具の選び方

福祉用具を選ぶとき、「あれも、これも」となりがちですが、 使い方を考えて上手に選ぶことが大切です 知ればわかる、試してわかる 福祉用具の選び方 たろう君: 便利な車いす、考えたよ。 お父さん:へぇー、どんなの? たろう君:あのね、電動自転車みたいに上り坂で軽くなるの。 お父さん:いいねぇ。 たろう君:それでねぇ、坂を降りるときはゆっくりになるの。 お父さん:ますます、いいねぇ。 たろう君:階段だってスイスイ登るの。 お父さん:どうやって? たろう君:タイヤが星形だから階段にちょうどいいの。 お父さん:それじゃ、平らなところだと、ガクガクするじゃない。 たろう君:大丈夫だよ、平らなところでは宙に浮かんでるんだもん。 こがなくてもぐんぐん走るよ。 お父さん:グングン? たろう君:うん、自動車を抜いちゃうくらい! お父さん:危ないねぇ。 たろう君:危なくなったら空に逃げるから大丈夫。 お父さん:えっ、空!! たろう君:そうだよ、浮かんでるんだもん。 空だって飛べるよ。 お父さん:空を飛べるんなら、階段も、坂も関係ないじゃない! たろう君:あとね、寝てるうちにどこでも連れてってくれるの。 お父さん:それ、空飛ぶじゅうたん! 福祉用具を選ぶとき、何が大事?  なごや福祉用具プラザへは、多くの方にお越しいただきます。  歳を重ねて以前はできていたことができなくなり日常生活に不便を感じている方、昨日まではお元気だったのに転倒して歩けなくなった方、生まれつきの疾患で工夫しながら生活してこられましたがもっと便利なものを探しに来られた方……。 ご本人様、ご家族様、支援する方々、通りすがりにふらっと立ち寄った方、医療・福祉を勉強されている学生さん、訪れる方、皆様それぞれが思い思いに福祉用具を手に取り考えます。 どんな使い方ができるのか? 自分には合うのか? 値段はどうか? 公的な補助が受けられるのか? など、一つひとつ確認されていらっしゃいます。 杖ひとつとっても種類が豊富  例えば「杖」や「車いす」といっても、その種類は様々です。 同じように見えても、それぞれに違いがあります。 私たち相談員によく頂くのが「どれがおすすめですか?」とか「今よく出ているのはどれですか?」といった質問です。 でも、残念ながらその質問には答えられません。 福祉用具は個別性が高く、その人に合わせたものが必要で誰にでも便利に使える道具、というものではないのです。 「これが一番流行ですよ! 誰が使っても便利ですよ、とは、いかないものなのです。 使う方の考え方、生活スタイル、やりたいこと、身体状況や環境を見極めて、それに合わせて選んでこその福祉用具なのです。 自分に合う福祉用具を見極める  福祉用具を上手に活用するためのコツは、『自分が何をしたいのか』『どのような生活を送りたいのか』を明確にして、それに応じた用具を選ぶことに尽きます。 なごや福祉用具プラザでは専門の担当者があなたのご相談をお持ちしています。 どんな道具があなたに一番良いのか、一緒に考えてみませんか。 いきいきとした生活のお手伝いをいたします。 なごや福祉用具プラザでどんな道具があなたに一番良いのか、一緒に考えてみませんか。 いきいきとした生活のお手伝いをいたします。

2017.7.11

福祉用具よもやま話 1 知ればわかる、試してわかる 福祉用具ってなに?

「まだ必要ない」「こんなもの使わない」「そんな大げさなもの要らない」 そんなこと ありませんよ 知ればわかる、試してわかる 福祉用具ってなに? たろう君:福祉用具ってどんなもの? お父さん:お年寄りや、体に障害のある人が楽に暮せるように工夫された道具の事だよ。 たろう君:ふ〜ん、じゃあ普通の人は使っちゃいけないの? お父さん:そんな事はないよ。 最初は福祉用具として作られたものでも、便利だから普通に使われるようになったものもあるよ。 例えばこのメガネ!めがねを掛ければ小さい字がよく見えるようになるだろ。 ほかにはライターとかも…… たろう君:えっ、ライターが? お父さん:マッチは、知ってる? たろう君:知ってる! マッチ売りの少女が火を点けるやつ。 理科の時間に使ったよ。 お父さん:そう!それ、片手で火着けられるか? たろう君:う〜ん、片手じゃ無理かな……失敗してやけどするかも。 お父さん:ライターは、片手でも火を着けられるよな? たろう君:わかった! 片手が使えない人のためだったんだ。 お父さん:そうだよ、便利な道具を使えば、どんどん豊かになる。 他に便利な物って何がある? たろう君:孫の手!それから〜スマホ! お父さん:へ〜おもしろいね。 たろう君:お父さん、数字の『6』は福祉用具じゃないんだね。 お父さん:どうして? たろう君:だって片手じゃできないもん! 福祉用具が必要なほどではない?  お元気な方に「福祉用具」をご案内すると、「まだ必要ない」「こんなもの使わない」「大げさ」といわれてしまうことがしばしばあります。 これまで自力で生活してきた方にとって福祉用具を利用することはどこか屈辱的に感じ、道具に頼るということにマイナスイメージを持たれる方が多くいます。  でも、昔から「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、事前に知識だけでも得ておくことは大切なことなのです。 誰でも年齢とともに身体の機能は低下します。 実際に、不都合が起きてしまってからでは遅いのです。 福祉用具って特別な道具では?  福祉用具とは、「生活を便利にする生活用具、機能訓練用具、機能を補いできないことを少なくするための用具」という3つの定義があります。 難しく感じるかもしれませんが、決して特別なものではありません。 例えば、メガネやライター。 使っている人にとっては、それなしでは生活できなくなる道具です。 これらも広い意味では福祉用具の仲間です。 私たちは生活の中でさまざまな道具を使って便利に過ごしています。 福祉用具もそれらの道具と同じ「生活を便利に豊かにするための道具」なのです。 どんな福祉用具があるの? どうすればいいの?  インターネットの普及で家に居ながらにしていろいろな情報が得られるようになりました。 でも、本当に必要なものなのか? それを使うことによって本当に生活が豊かになるのか? 見極めることは、案外難しいものです。 マンガでは、未来の世界の猫型ロボットがやってきてタッタラタッタッター♪と便利な道具を出してくれますが、いつも失敗していますよね。 福祉用具も、ちょっとそれに似たところがあるのです。 ただ単に、便利だから、欲しいからというのではなく、本当にその人らしく生活するための道具を一緒に考えることが必要なのです。 実際の道具を手にとって、使う方と一緒になって考える。 なごや福祉用具プラザはそんなところです。 どんなものを使えばいきいきとした生活が送れるのか、楽しい時間を過ごすにはどうしたらいいのか…… なごや福祉用具プラザで一緒に考えましょう