2021.7.14
〜生活をよりゆたかに〜 なごや福祉用具プラザの工房がリニューアルオープン
〜生活をよりゆたかに〜 なごや福祉用具プラザの工房がリニューアルオープン 「工房」って何をするところ? 私たちの生活をサポートする道具である『福祉用具』は、使用する方の状況に合わせて「調整」や「改造」、「新規製作」が必要になる場合があります。
なごや福祉用具プラザでは、ご利用者に最適な福祉用具を提供するために平成9年の事業開始より工房を設置、リハビリテーション工学技師、作業療法士などの専門知識・技術を持った支援者とボランティアが協働しながら、一人ひとりの障害や生活の状況にあわせた支援をしています。
リニューアルの目的は? さらに豊かな生活へ「競技用補装具マッチング支援」 令和2年度に障害者スポーツ振興の取組として「競技用補装具マッチング支援」を新たに開始しました。
これを機に工房の改装工事を行い、令和3年4月リニューアルオープンしました。
これまで以上に多くの方に対し、日常生活はもちろん、スポーツ分野での活動も豊かにするお手伝いができるよう取り組んでいます。
支援の輪を世界へ拡げる「デジタルファブリケーション」 デジタルデータはご利用者の状況に合わせた微調整や同じものを容易に作ることができるという利点があります。
またインターネット上で公開することにより必要とする方へ提供でき、設計時間の短縮やよりよい用具設計のための流用・活用が可能です。
なごや福祉用具プラザでは今後設計したデジタルデータを積極的に公開していきます。
支援の具体例 ボッチャ競技で使用するランプ(勾配具)に脚をつける 事例の詳細はこちら 入浴カランを回しやすくする後付けレバーの製作 事例の詳細はこちら 人工呼吸器用レインカバーの製作 3Dプリンタで持ちやすいグリップとリーチャーの製作 事例の詳細はこちら ▲工房を使って活躍するボランティアの紹介はこちらをクリック 3Dプリンタ 3Dデジタルデータを基に、溶かした樹脂を積み重ねたり、液体樹脂に紫外線を当てて硬化させたりして、立体物を造形できます。
造形できる大きさや方法の異なる3機種を導入しました。
レーザーカッター 素材にレーザー光を当てることによって切断、彫刻、マーキング加工ができます。
CNCルーター 3Dデジタルデータを基に、木材、アルミ、樹脂などを3Dで切削加工、彫刻ができます。
カッティングプロッター カッティングシートや画用紙、布など薄い素材をデータで読み込んだデザインの形通りに裁断する機械です。
職業用ミシン 特殊生地、厚手生地を使った被服の縫製が可能になりました。
各種部材 製作に必要な部材を用意しています。
木工旋盤 木材を回転させて刃物を当て、円形や円柱の物を造形できます。
ハンドツール類 ドライバー、ハンマー、クランプ等、各種ハンドツールを揃えています。
バンドソー/集塵機 材料の切断や穴開けをします。
集塵機で削りかすやほこりを吸い取ります。
卓上旋盤/卓上フライス盤 金属、樹脂、木材等を切削加工する工作機械です。