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2023.10.18

特別客員教授ヒグチアイ氏特別講座 学生のアレンジ、演奏で新曲「この退屈な日々を」レコーディング

特別客員教授ヒグチアイ氏特別講座 学生のアレンジ、演奏で新曲「この退屈な日々を」レコーディング  2023年9月28日(木)、東キャンパス2号館にて特別客員教授 ヒグチアイ氏による特別講座「やりたいことと得意なことのどちらを仕事にするのか~実践~」を行いました。  今回の講座は、2023年6月に行われた講座の最後で発表された新曲「この退屈な日々を」を、学生のアレンジ、演奏でレコーディングするものです。プロの現場を学内で再現、学生が自由に見られるようにするもので、文字通り実践的な内容となりました。  「この退屈な日々を」は、2023年10月劇場公開の映画『女子大小路の名探偵』に主題歌として書き下ろされた作品。あらかじめ録音されているデモ版のヴォーカルトラックを生かし、演奏部分を新たに録音、置き換えていく作業となります。  アレンジを担当したのは、音楽総合コース 4年 首藤蒼門さん。「やりたいことを思いきりやってみました」と語るとおり、パートによってはかなり複雑なアレンジとなっています。演奏は、ピアノ 3年 棚澤実尋さん、ドラム 3年 清水碧斗さん、ベース 4年 パクジファンさん、ギター 3年 カクさん、パーカッション(コンガ) 2年 関谷百加さん、コーラス 2年 天音さん、ストリングス 2年 村瀬芽吹さん、2年 齋藤麻生さんと、プロフェッショナルアーティストコース、弦管打コース、ポップス・ロック&パフォーマンスコース、サウンドメディア・コンポジションコースの学生らによる編成で、音楽領域の総力をあげての取り組みとなりました。録音は、サウンドメディアの学生が行います。ピアノは大アンサンブル室、その他の楽器はレコーディングスタジオ、コンソール室は見学の学生も出入り自由とし、ヒグチアイ先生と演奏者とのやりとりも見られるようにしました。さらに、各レコーディングブースとコンソール室とやりとりの映像も2号館ホワイエに大型スクリーンを用意し、多くの学生が見られるように設置されました。これらは、サウンドメディアコースの学生らが設置、ふだんから演奏会の配信を行っている経験が生かされました。  レコーディングは、デモ版のヴォーカルに合わせ、まずはピアノ、ドラム、ベース、ギター、パーカッションを録っていきます。一斉に演奏して録りますが、もともとのデモ版とごくわずかなズレがあり、グルーヴ感がもうひとつ。クリック音よりも一緒に演奏しているドラムの音やヴォーカルに合わせる指示が入り、録り直していきます。何度か試すうち、心地良いグルーヴ感が生まれてきました。ここからは、楽器それぞれでやり直したい部分だけを演奏し、差し替える方法で修正していきます(パンチインレコーディング)。コンソール室と演奏者で合意できたところでOKテイクとなります。このやりとりが、実際のレコーディングと同じもので、プロの現場を見るような臨場感でした。  演奏に参加したドラム担当の清水さんは「自分にとって2度目のレコーディングがヒグチさんの楽曲で緊張しました。スネアの音にはこだわりを持って演奏しています。ぜひ、聞いて下さい」とコメント。ベースのパクさんは「アレンジが複雑でフレーズが難しかったけど、アレンジの意図をいかせるように演奏しました」、ピアノの棚澤さん「みんなに迷惑をかけないようにと緊張しました」と、良い緊張感を持ちつつ楽しく演奏できたようで、それぞれが充実した笑顔を見せてくれました。  基本の楽器がOKとなり、続いてストリングスとコーラスをレコーディング。同じように全体を録音して、修正部分をパンチインする形で収録しました。  最後のパートは、スタジオに入りきれる人数が集まってクラッピングを録音。皆、大はしゃぎでレコーディングは終了となりました。  3時間あまりと、こうしたレコーディングとしては異例の短時間での収録となりましたが、無事に形にすることができました。演奏した学生ら、また、スタッフとしてのサウンドメディアコースの学生らの集中力が功を奏しました。  最後に、完成した曲を皆で聴きました。ヒグチ先生からは「『やりたいことと得意なことのどちらを仕事にするのか』ということで、2回の講義を行いましたが、好きなことや自分の得意なことに対して柔軟な気持ちでいることが大切。環境が変わっていき、音楽が好きでないかもと考えてしまったりすることもあります。私自身、人に喜ばれることや、人から必要とされることに喜びを感じ、現在も音楽にかかわっています。自分に似合うことを見つけ、自分のやり方を探しながらやっていって欲しいです」と言葉をいただきました。  今回、収録された作品「この退屈な日々を」名古屋芸術大学バージョンは、「未決定ですが、配信など何らかの形で聴けるようにします」とのことで、決まり次第お伝えします。

2023.10.6

こどもデザインだいがく2023 夏 「こどもデザイン市場 ~みんなのお店を開店しよう~」を開催

こどもデザインだいがく2023 夏 「こどもデザイン市場 ~みんなのお店を開店しよう~」を開催  デザインを楽しみながら体験しデザインについて子どもたちに知ってもらおうと例年開催している「こどもデザインだいがく」。今年のテーマは「こどもデザイン市場 ~みんなのお店を開店しよう~」ということで、子どもたちが考えたオリジナル商品を制作、秋の芸祭に出店し物々交換のお店を開こうというもの。この夏、2023年7月29日(土)、30日(日)さらに、2023年8月26日(土)27日(日)の4日間、子どもたちは大学を訪れ、それぞれに考えたオリジナル商品の制作を行いました。  子どもたちにアドバイスし制作のお手伝いをするのは、本学OGでありPLAY! PARK キュレーターの小栗里奈さんとデザイン領域 西岡毅 講師。さらに、デザイン領域の卒業生と学生、これまでにこどもデザインだいがくに参加した高校生たちもスタッフとして加わり、子どもたちと遊びながら制作を行いました。  子どもたちはあらかじめ自分が商品として作りたいものを考えてきました。作りたいものを作る、これがこのワークショップの基本です。中には家で材料を集め、準備するほど楽しみにしていてくれた子もいました。西キャンパスU棟に集まると、用意されたさまざまな道具を使い、制作を始めます。木、プラバン、レジン、紙粘土、シール……、とさまざまな材料を使い、それぞれ思い思いに制作していきます。糸のこ盤やレーザー加工機、缶バッジ製造器など、扱いが難しい機器もスタッフに使い方を聞きながら子どもたちが自分で扱います。アクセサリーやパズル、おもちゃ、ステッカー、ノートなどなど、バラエティ豊かなたくさんの商品ができあがっていきます。さらにシルクスクリーンプリントを使い、子どもそれぞれのマークをあしらったショッパーやトートバッグも制作、商品を入れるための袋も用意する凝りようです。  黙々と制作に打ち込む子もいれば友達とおしゃべりしながら制作する子もおり、それぞれに制作を楽しんでいる子どもたちの様子がほほえましく印象的でした。  27日の終わりにはできあがった商品を一堂に並べてみましたが壮観です。想定していたよりもたくさんの商品が揃い、置き場が不足するほどでした。気に入った商品があれば、作った子にその商品が欲しいことやもっと作って欲しいなど、商品を手にしながら子どもたちどうしリクエストする様子も見られました。  商品を並べてみると、実際にお店として陳列するには、ディスプレイの台が必要だったり、お店の看板が必要ということがわかります。ということで、秋にはお店の看板やディスプレイの棚を作るワークショップを行います。どういう飾り方をしたいか、それにはどんな棚や看板がいいか、次回のワークショップまでに考えておくことが子どもたちの宿題となりました。秋のワークショップでお店として看板などを制作、そしていよいよ2023年11月4日(土)に出店準備、5日(日)の芸祭で開店となります。  商品は物々交換となりますので、子どもたちと作品が交換できるよう、ぜひなにか交換できるものを用意して芸祭にお越し下さい。

2023.9.1

舞台芸術領域 3年生発表公演「ピノキオ」を上演

舞台芸術領域 3年生発表公演「ピノキオ」を上演 ※都合上、一部シーンをカットしたダイジェスト版となります  2023年8月25日(金)・26日(土)、東キャンパス8号館2階スタジオにて、舞台芸術領域 3年生発表公演「ピノキオ」を上演しました。この公演は、舞台領域第1期生である3年生がこれまでに学んできたことを披露する公演で、鳴海康平 准教授が主宰する第七劇場で2017年に初演された「ピノキオ」をリメイクしたもの。脚本は鳴海康平先生、身体指導・振付を浅井信好 講師、演者は木母千尋さん(第七劇場所属、本学非常勤講師)、山形龍平さん、増田知就さん、味潮浅利さん、國富花音さん(音楽総合コース2年)と國富さん以外、脚本も演者もすべてプロの手によるもの。舞台領域3年生はリメイクにあたり制作、舞台美術、照明、音響をリニューアル、作品の意図を読み取り自分たちですべてを再構築しました。ミニマルな舞台装置を使い“見立て”を多用する鳴海演出とはまた異なった、大きなセットや実験的な照明など、舞台演出の王道ともいえる作品に仕上がりました。  金曜日の公演直前に行われた公開ゲネプロには、舞台芸術領域の丹羽康雄 特別客員教授、市来邦比古 特別客員教授も参加し、学生に改善点や検討すべき点を共有する講評会が開かれました。丹羽先生からは鯨の体内の場面で使う大きなセットについて「奥に見えていた大きな装置、これが前に出てきたらいいなと思っていましたが、それが思った通りに出てきてとても良かった。転換を見せるところがダイナミックで演劇っぽく感じました。人が見えてもかまわないので気を付けてやってください。とても良いアイデアだと思います」との言葉をいただきました。  市来先生からは「細かなことをいえばいろいろとありますが、本当にご苦労さまです。良い舞台になっていると思います。皆で力を合わせて舞台を作ることができているし、若いうちだからできることもあります。いまできることをやって欲しいと思います」と励ましの言葉をいただきました。「本当に良い作品になったと思います。学生の皆さんを見ていると3年間取り組むとこうも変わるのかな改めて思います。少し気が早いですが、卒業公演まであと1年半あります。自分たちのやりたいことをどんどん出してくれると嬉しいなと思います」(丹羽先生)と、二人ともからお誉めと励まし、また期待するコメントが聞かれました。  金曜、土曜の2公演とも大きなトラブルなく無事に終演。多くの方にご来場いただき、学生たちにとって大きな経験となりました。 キャスト情報はこちらをご覧ください。

2023.8.23

【工芸リレー】テキスタイルデザインコース「素材展」を開催

【工芸リレー】テキスタイルデザインコース「素材展」を開催  2023年7月14日から、西キャンパス Art & Design Center Westでは【工芸リレー】と銘打ち、工芸分野3コースの展覧会を開催しています。はじめに「CONNEXT2023 陶ガラス教育機関講評交流展」(工芸コース)、2023年7月21日からは「素材展」(メタル&ジュエリーデザインコース)、そして2023年7月28日から「素材展」(テキスタイルデザインコース)を開催、それぞれ前期の成果を展示しました。  テキスタイルデザインコースでは、2年生、3年生が前期の課題で制作した作品、4年はプレ卒業制作ということで卒展に向けての展示を行いました。これにあわせて、8月1日には2年生、2日には3年生の講評会が行われ、2年生の講評会にお邪魔しました。  2年生は、描画技法を学びモノクロで自然を表現する「図案制作」(シミズダニ ヤスノブ 客員教授が担当)、羊から毛を刈り取り、その毛を紡ぎ〜織り〜後加工をして布をつくりブックにまとめる「スピニング」(貝塚 惇観講師が担当)、繊維素材の実技として「フェルトメイキング」(扇 千花教授、木下 幸子 非常勤講師が担当)、染料を布を浸して染める技法の「浸染」(樫尾 聡美非常勤講師が担当)の4作品を展示。それらの作品を観つつ、専門コースではじめての授業を受けた学生に、前期の手応えと感想をヒアリングしました。  学生たちは、ひとりひとり自分の作品を指し示し、前期の課題についてやテキスタイルコースで学んだことの感想を述べました。「紙漉きや羊の毛刈り、染めも初めての経験で、新しい体験があった」「やったことのないことばかりで面白かったけど、それぞれに反省もある」「1年のファンデーションよりも精神的に余裕ができてしっかり取り組めた」「手仕事が好きで、テキスタイルコースに入ることができてよかった」と、手仕事の面白さを実感したという感想が多く聞かれました。また「映像系のコースに行きたくて立体は作ったことがなかった、自分にとって新しいチャレンジ」「絵画をやってきてデザイン的なことをやったことがなく難しく感じた」「ほかの人の作品を観ると皆自分の世界観を持っているように感じる、自分にはあるのかわからない」といったように作家的な志向とデザイン的な志向で、迷う学生も見受けられました。今回の講評会では、そうした方向性を見い出したり確認するために行われている側面もあり、講師陣は学生の作品を観ながら共通性と志向を探っていきます。学生がまだ自分でも気が付いていない、それぞれ作品の魅力を見つけ出していくような場となりました。  テキスタイルコースの課題のユニークな点として、使用する技法は決まっているものの、そこで表現するものには制限がないということが挙げられます。デザイン的に広く受け入れられることを考え制作する学生もいれば、自分の表現を模索するような学生もいます。これまでにもテキスタイルデザインコースでは、デザイン領域でありながら作家性の強い作品を制作する学生もおり、デザイナーとして活動する卒業生と作家として活動する卒業生の両方がいます。今回の講評会でも「自分の好きなことを受け入れてもらえて本当にうれしい」という学生もおり、十人十色、さまざまな作品が並びました。  また、実際に展示することの意味も考えさせられました。2年生にとって、今回が初めての展覧会。展示してそれぞれの作品を見せることもそうですが、展示作業にはじまり白い壁に展示して作品がどう見えるかを体験します。天井の高さや照明、展示空間の中で自分が思っていたこととは違う作品の姿を発見します。先輩の作品と見比べ、何年後かには自分もできるようになるだろうか心配になったり、自分のやりたい方向性を自覚したり、初々しい感想が聞かれました。  展示と学生の声からはたくさんの可能性を感じさせ、有意義な展示と講評会となりました。 講評会 プレ卒業制作 羊毛の紡ぎ〜織り〜仕上げ加工【2年生】 フェルトメイキング【2年生】 型染【3年生】 産学連携プロジェクト 尾州産地×名古屋帽子【3年生】 織物組織応用【3年生】 浸染【2年生】 図案制作【2年生】

2023.8.18

世界コスプレサミット2023 前夜祭のレッドカーペットセレモニーを協賛 学生コスプレイヤーも参加

世界コスプレサミット2023 前夜祭のレッドカーペットセレモニーを協賛 学生コスプレイヤーも参加  コロナ禍を経て、完全復活した世界最大級のコスプレの祭典「世界コスプレサミット2023」。日本のアニメ・マンガ文化を通して国際文化交流を目的とするこのイベント、昨年も大好評だった前夜祭のレッドカーペットセレモニーを、今回も本学が協賛。ウィンドオーケストラの生演奏で大いに盛り上げました。また、今回はレッドカーペットセレモニーに、有志の学生によるコスプレイヤーも参加、イベントに華を添えました。  コスプレ世界No.1を決めるワールドコスプレチャンピオンシップに先立ち、2023年8月4日(金)の夜、「名古屋芸術大学 presents 前夜祭 レッドカーペットセレモニー」として前夜祭が開催されました。会場のオアシス21に豪華なカーペットが敷かれ、ワールドコスプレチャンピオンシップに出場する33の国・地域の代表選手と過去の代表選手が登場、そこで遠藤宏幸 准教授の指揮によるウィンドオーケストラ、鷹野雅史 教授の電子オルガンの生演奏でセレモニーを大いに盛り上げました。ウィンドオーケストラには100名以上の学生が参加、衣装を進撃の巨人 調査兵団のユニフォームで揃え、会場を一層華やかに盛り立てます。  演奏は、残酷な天使のテーゼからスタート、パレードが始まりました。来賓の大村愛知県知事(犬夜叉)、河村名古屋市長(桜木花道/スラムダンク)もコスチュームを身につけキャラクターになりきって登場、会場を沸かせます。  続いて、本学 経営本部 地域・社会連携部 田中聰部長(インディ・ジョーンズ)を先頭に、学生コスプレイヤーの 小川さん(オーバーホール/僕のヒーローアカデミア)、後藤彩さん(松野千冬/東京リベンジャーズ)、小林さん(トガヒミコ/僕のヒーローアカデミア)、高木あかねさん(遠坂凛/Fate/stay night)、たなかそあ さん(あさぎりゲン/Dr.stone)、日比無(ひびな)さん(日々樹渉/あんさんぶるスターズ!!)、霙(みぞれ)さん(霧雨魔理沙/東方Project)、宮島ひなたさん(灰谷蘭/東京リベンジャーズ)が登場、パレードに華を添えました。  演奏は、残酷な天使のテーゼ、魂のルフランから、松本零士アニメテーマのメドレー、進撃の巨人から自由の翼、紅蓮の弓矢、悪魔の子、ほかアニソンやゲーム音楽12曲を演奏。会場の大型モニターにはニコニコ動画で配信された映像が流され、リアルタイムの書き込みで選曲や演奏への反応も見られ、会場でも配信でも大いに前夜祭を盛り上げました。会場に一体感をもたらし海外にも浸透するアニソン、音楽の楽しさを伝えることや広がりに大きな可能性を感じる演奏となりました。 学生コスプレイヤー紹介

2023.7.31

スペースデザインコース「ほんとこどもの家具」展を開催

スペースデザインコース「ほんとこどもの家具」展を開催  東キャンパス Art & Design Center Eastにて、2023年7月21日(金)から26日(水)まで、「ほんとこどもの家具」展が行われました。この展覧会は、デザイン領域スペースデザインコース3年生によって制作された、子どもたちが本を読むための家具を展示するもので、毎年、実際に子どもたちが遊ぶことができるように公開され、ワークショップを訪れた親子が立ち寄ったり、クリエ幼稚園から遊びに来たり、多くの親子連れが訪れる人気の展示となっています。  学生たちは、図書館や公園で子どもたちの行動を観察し、その結果をもとにデザインを練り上げました。家具は、木材とスチールパイプにロープや布などを組み合わせて作られていて、学生たちは不慣れな木工やパイプの溶接にもチャレンジ、子どもたちが安全に遊べるようにしっかりとした作りとなっています。今年目立ったのは、チャンキーヤーンと呼ばれる肌触りの良い極太の毛糸を使った作品(chunkyは、分厚い、ずんぐりとした、の意)。ざっくりとした編み込みで手提げを作ったり、子どもが中に入ることのできる大きな作品を作ったり、いくつかの作品で活用されています。  また、展示にも工夫が凝らされています。作品の共通項に基づいて「ぬののしま」、「あみのしま」、「おとのしま」、「しょくぶつのしま」、「ゆかいなしま」の5つのエリアに分けられ、それぞれが違った遊びを提供しています。それぞれのエリアは色分けされ、また、使い方をイラスト化した説明も提示され、安全に遊べるようになっていて、楽しげな展示となりました。  学生たちは、展示の見どころや制作に込めた思いを説明しており、子どもたちの反応に期待を寄せています。例年であれば、名古屋芸大グループの認定こども園 森のくまっこから子どもたちを招くのですが、今年は猛暑のため見送りとなり、子どもたちに遊んでもらう機会が減り少し残念です。  今後は、学外での展示やワークショップが計画されており、子どもたちが家具を使って楽しむ機会を提供する予定です。清洲図書館では2023年8月5日(土)と6日(日)に、展示と絵本を楽しむワークショップが行われる予定となっており、また秋には森のくまっこへ作品を運び展示することも考えられています。展示会を楽しみたい方は、ぜひ足を運んでみてください。 あみしま おとのしま しょくぶつのしま ゆかいなしま ぬののしま