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2022.8.31

2022年度オープンキャンパス 山内太地氏 進学講演会を開催

2022年度オープンキャンパス 山内太地氏 進学講演会を開催  2022年7月16日(土)に、「大学イノベーション研究所」所長でありジャーナリスト、YouTuberでもある山内太地氏をお招きし、高校生に向けて「今こそクリエイターの時代」と題して、芸術大学やクリエイターの将来と高校生が今やっておくべきことについてお話しいただきました。  芸大を目指す高校生は、自分の才能で将来やっていけるか、ということを心配しているかもしれませんが、「才能」のほかにも「学問」と「ビジネス感覚」が社会では必要であり、才能とビジネス感覚がある人は芸能人やアーティストとしてやっていくことができ、学問と才能があれば大卒のアーティストとして活躍できる、と説明。日本の人口減少のデータが示すとおり国内では作品を買ってくれるお客さんが減り続けることになり、今後は海外を視野に入れた作品作りが必須であると説きます。30年間給与が上がっていない日本の現状から、上司のいうことよりも自分で考え常に挑戦していくことが大事であり、作品作りを通して人と話すことや一緒に学ぶ環境があり、専門性で自分のやりたいことを追求する感性と学問的な思索、さらに手を動かす実践のある芸大は、今後、もっとも必要とされる能力を身につけることができる環境といいます。やらされる勉強よりも自分でやることは楽しいと説明し、来場した高校生に能動的な学習をして欲しいと伝えました。  与えられた仕事をするだけでは芸術家ではなく、常に新しいことに挑んでこそ芸術家である、できることからすぐ始めて欲しいとエールを送りました。 オープンキャンパス2022(7月開催分)

2022.8.3

2022年度オープンキャンパス 声優アクティングコース特別客員教授 島本須美氏 特別公開講座を開催

2022年度オープンキャンパス 声優アクティングコース特別公開講座を開催  2022年7月23日(土)に、声優アクティングコース特別客員教授 島本須美氏の特別公開講座を行いました。  島本氏は、「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカ役をはじめ、「それいけ!アンパンマン」のしょくぱんまん役、映画「スターウォーズ」テレビ放送のレイア姫役など、誰もが知る数々の名作に出演、現在も第一線で活躍する声優です。  公開講座では、イソップ童話の「ライオンとネズミ」を題材に朗読と演技についての講義を行いました。会場から希望者を募り、2人組で掛け合いの台本を読みあげその場で修正して繰り返す、まさに実践的な声優レッスンを行いました。個々それぞれ読み方や発音のクセを一聴で見抜き、スピードや強弱をコントロールしてクセを取り除いて行きます。さらに、小さい子に聞かせるように赤ちゃんを抱いているつもりで、などと情感を表現に加えることでみるみる朗読が聞きやすく変わっていきます。少しの技術的な注意と適切な感情表現を盛り込むことで、わずか1組15分ほどですが参加者の朗読は見違えるほど上達しました。こうしたレッスンを何組も行うと個人特有のクセや練習方などそれぞれにあることがよく分かり、声優の仕事の背景にある技術と演技の一端を見せていただいたように感じました。  果敢にも壇上に上がり参加してくれた高校生たちに感謝するとともに、とても素晴らしい体験になったのではないかと思われました。 オープンキャンパス2022(7月開催分)

2021.8.28

8月21日(土) オープンキャンパスを開催しました

8月21日(土) オープンキャンパスを開催しました  7月に続き8月も事前予約制、検温・手指消毒等の感染症予防にご協力をいただきながらの開催になりましたが、多くの皆さまのご来場をいただき、体験型のワークショップや模擬授業、レッスンへの参加で、各学科・領域の魅力を知り、キャンパスライフを身近に感じていただきました。  開催されたワークショップ、模擬授業、レッスンの一部をご紹介します。 東キャンパス 【芸術教養領域】体験授業「日用品美術館をつくろう!ー身近なものをアートの視点で見つめ直す」  デュシャンの「泉」を紹介し、レディメイドを説明。実際やってみようと、用意されたアイテムから参加者が選びます。アイテムは、はさみや洗濯ばさみといった日用品。タイトルと説明を書き込み完成。なかなか面白いできばえでした。 【音楽領域 ウインドアカデミーコース】体験ワークショップ「管楽器リペア体験」  ワークショップ担当の佐々木智克先生から「楽器のリペアは、実務の中で憶えていくもので、とても4年間のカリキュラムの中で習得できるものではありません。しかも、故障は(よく壊れる場所もあるが)その都度、異なるもの。同じ楽器でも、年代やメーカーによって構造が異なる場合もあり、憶えられるものでもないのです。そこで、大事になるのが論理的な思考。構造を観察し、故障の因果関係を考え、適切に処理することになる。その訓練がカリキュラムの半分近くを占めるのかもしれません」との説明がされました。  ワークショップでは、故障の条件を考えるクイズを行い、その後、分解されたトランペットのバルブ部分を想像しての組み立てを行いました。 【教育学部こども学科 子ども創作・表現コース】模擬授業「『見てクレー〜!』画家パウル・クレーの魅力にせまる!」  新設7つのコースから「子ども創作・表現コース」による模擬授業。について説明し、絵のタイトルを考えさせることで鑑賞眼を養い、たくさんのスライドや谷川俊太郎の詩と併せて鑑賞し、パウル・クレーの絵をベースに作品を創作するという盛りだくさんの内容でした。 パウル・クレー 【教育学部こども学科 幼児保育・福祉系コース】模擬授業「赤ちゃんから学ぶ 〜赤ちゃんのお世話体験〜」  赤ちゃんはなぜ可愛いのか、アタマの大きや目の場所など、生物学的な見地を紹介、実際に赤ちゃん人形を使ってお世話を体験。昔の育児を思いだし懐かしむ保護者の方もいらっしゃいました。今回は参加者が全員女性(学生、保護者も)だったので、次回は男性のご参加もお待ちしています。 西キャンパス 【デザイン領域 スペースデザインコース】体験ワークショップ「小さな椅子作り」  自分の好みの座面の形を型紙に描くと、それに合わせて本学木工房技術員がカット、研磨、脚穴を開けます。  最後に自分で脚を打ち込んで、あっという間に完成です。梱包・肩掛け用のひもをつけてもらってプレゼント。できあがった「小さな椅子」を肩にかけて学内見学をする姿はちょっとオシャレに見えました。 【デザイン領域 ライフスタイルデザインコース】体験ワークショップ「わたしものさし」  学内の「デジタルファブリケーション工房」を利用し、レーザーカッターを使って参加者の身体尺を反映したオリジナルのものさしを制作しました。できあがったものさしの保護テープを外し、切りくずを拭き取ると、自分の名前と名古屋芸大のマークが刻印されていて思わずにっこり。 【デザイン領域 メタル&ジュエリーデザインコース】体験ワークショップ「シルバーリングを作ろう!」  毎回大人気のワークショップで、今回も盛況でした。作業をしながらの”個別進学ミニミニ相談会”もお馴染みの光景です。 【美術領域 コミュニケーションアートコース】体験イベント「クロッキー体験」  リラックスした雰囲気の中、クロッキー(速写)を通じて描く対象の「中心を捉える」トレーニングの重要性と方法をわかりやすく説明。参加者の皆さんはご家族の見守る中、真剣なまなざしで取り組んでいました。 その他のイベント・ワークショップなどの紹介はこちら