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イベントレポート

2019.12.5

介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019 開催

介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019 開催  2019年11月5日、吹上ホール 第1ファッション展示場にて、「介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019」を開催しました。 このイベントは、名古屋市総合リハビリテーション事業団が主催するもので、今年度から全国47都道府県で行われている厚生労働省「介護ロボットの普及拠点事業」の愛知県版の介護ロボット地域フォーラムとなります。 なごや福祉用具プラザが進めてきた、介護事業者と介護ロボットメーカーを結びつける活動であり、今回で2回目。 介護ロボットの開発と普及を推進することを目的として開催しています。 昨年は名古屋工業大学をお借りしての開催でしたが、今年度は吹上ホールへ会場を移し、出展数も40社62機種(昨年は27社35機種)と大きくパワーアップ。 より盛大なイベントとなりました。 会場の半分は企業の展示ブースとなっており、実際に介護ロボットを用意し、来場者は実際に見て触ることができるよう準備されています。 最新のロボットを確かめたり、開発者から説明を受けることのできる貴重な機会となり、午前10:00の受付開始と同時にたくさんの来場者が訪れました。 多くの介護ロボット製造メーカーが一堂に会し、実際に触れて体験できる機会となりました  会場は、展示場のほかにシンポジウム会場が設営されており、午前中は出展メーカーからプレゼンテーションが行われました。 1社、10分間と限られた時間にもかかわらず、移乗、排泄、見守り・コミュニケーションといった介護ロボット開発重点分野を中心に、10社のプレゼンテーションが行われました。 各社、開発の意図や特長的な機能やポイントがわかりやすく示され、有意義なものとなりました。  午後からは、名古屋市総合リハビリテーション事業団副理事長 山田茂夫により開会が宣言され、シンポジウムが開かれました。 シンポジウムは3部構成で、始めに行政からの説明として、テクノエイド協会企画部 部長 五島清国氏、自治体の取り組みとして、愛知県福祉局高齢福祉課 介護保険指定・指導グループ主任 長谷川聖氏、名古屋市健康福祉局高齢福祉部介護保険課主幹 玉井良司氏、のお三方にお話しいただきました。 五島氏からは、厚生労働省で用いられているデータなどを解説していただき、労働人口減少による介護人材の不足、介護ロボットが必要とされている背景や必要な介護ロボット、普及に必要となるニーズとシーズについて、今年度の取り組みと最新の導入支援状況など、豊富なデータを使って詳細に説明をいただきました。 長谷川氏からは、愛知県の介護ロボット導入支援事業費補助金について、玉井氏からは名古屋市の介護ロボット等活用推進事業について、お話しいただきました。 愛知県、名古屋市ともに、介護ロボット普及に向け行政が熱を入れて推進していることを強く印象付ける内容で、具体的に補助金を支給した事例の紹介や、介護ロボットを導入するためになごや福祉用具プラザと協力して行われている事業などを紹介しました。 行政の取り組みついては、出展ブースの企業の方々からも大きな関心を集め、熱心に聞いている姿が印象的でした。 。  シンポジウム第2部は、介護ロボットのシーズ・ニーズ連携協調協議会愛知県委員長 稲垣毅氏から愛知県協議会の事例報告、(株)日刊工業新聞社総合事業局業務推進部 須藤俊氏から介護ロボットの試用貸出について説明がありました。 シーズ・ニーズ連携協調協議会からは、その役割とメンバー、これまで行われた内容を紹介し、実例として離れた場所から歩行者のそばまで自動走行するリョーエイ株式会社の「ロボスネイルOVER」の試作につながったことなどを説明しました。 。  第3部は、介護ロボットの効果的導入・利活用促進につながる「共創」の事例として、実際に介護ロボットを数多く取り入れている高齢者総合福祉施設ひうな荘リハビリ部長 森山由香氏、離床アシストロボット リショーネPlusの開発についてパナソニック(株)ライフソリューション社 ロボット・リハビリ事業開発部長 河上日出生氏、SIXPAD FootFitの利活用について(株)MTG Wellnessブランド本部 川出周平氏、(株)WAN STYLE 比嘉浩司氏、なごや福祉施設協会 デイサービスセンター大金 河田倫宏氏に、ロボット導入の実例とそこからわかった活用方法などを紹介していただきました。 それぞれが、介護ロボットを実際に利用者に使ってもらうことで得られた知見が豊富で、非常に内容の濃いお話でした。 ことに、ひうな荘での「ロボットが自立支援のためではなく、行動や心を抑制するための機器となっていた」と反省し、コミュニケーション技術を導入し、不安を取り除き利用者がやりたいことが実現できる場にするためにロボットを活用するという介護ロボット活用の目的の再定義は、今後、ロボットの導入を考える上で非常に参考になる事例と思われました。 。  最後は、総合リハビリテーションセンター長 山田和雄よりお礼の挨拶が述べられ、シンポジウムは閉会となりました。 今後とも、名古屋市総合リハビリテーション事業団、なごや福祉用具プラザでは、介護ロボットの導入と利活用の促進に取り組んでまいります。 さまざまな介護ロボットの分野から、メーカーのプレゼンテーションが行われました シンポジウムでは各担当分野から、行政の取り組み・介護ロボットの試用貸出・ロボット導入の実例・活用方法などが紹介されました 展示された機器の一部をご紹介 マッスルスーツEvery  介護や農作業など働く現場において、腰への負担軽減やちょっとした力仕事のサポートを行います。 手動で空気を圧縮し、人工筋肉によって25.5kgf(100Nm)の補助力を発揮。 本体重量3.8kgは現行モデルマッスルスーツedgeより0.5kg軽量です。 防塵・防水仕様で屋外作業や入浴介助で活用できます。 HugT1-02  (HugL1と比べて)大きな体格の人にも対応できる高さ調整機能があり、より自然な立ち上がり動作をアシストしながらのサポートが可能。 本体カバーの一部を鉄製から樹脂製に変更し、従来機より30kg軽量化しました。 耐荷重は100kg。 介護者の腰痛負担軽減につながります。 スマイビS  目・口・首が動き、本当の赤ちゃんの声を500種類内蔵、抱っこしやすい形。 内蔵マイクと加速度センサーで感情を豊かに表現します。 従来品のスマイビよりスイッチを改良しました。 介護抵抗のある方とのコミュニケーションツール、癒し効果の実績があります。 i-PAL  前面サポートタイプの移乗ロボット。 スリング不要でスピーディに、女性や高齢者でも簡単に使用できます。 自然な立ち上がり動作とパワーアシストで抱き上げて移乗することができます。 Tecpo  電動アシスト歩行車。 小回りの利く歩行車リトルターンに自動速度調整(重い荷物を積んで上り坂のアシスト、下り坂の自動減速)、横断勾配も直進しやすい独立3輪駆動で片流れ抑制、グリップから手が離れると自動ブレーキ機能などが搭載されています。 介護保険福祉用具貸与対象品。 声かけくん  介護支援機器「声かけくん」は、あらかじめ録音した身近な方の声を、設定した時間に再生することで、薬の飲み忘れ防止やデイサービスの予告など、物忘れが多くなってきた高齢者の自立生活を支援します。 介護ロボットあいち・なごやフォーラム2019 出展メーカー・機器 重点分野 商品名 出展者 移乗(装着) マッスルスーツEvery 株式会社イノフィス スマートスーツ 株式会社スマートサポート HAL 介護支援用 CYBERDYNE株式会社 移乗(非装着) 移乗サポートロボット Hug L1 株式会社FUJI 移乗サポートロボットT1-02 リショーネPlus パナソニックエイジフリー株式会社 SASUKE マッスル株式会社 介護用ロボット i-PAL 株式会社今仙技術研究所 移動(屋外) 歩行支援機 ACSIVE 右・左 株式会社今仙技術研究所 ロボットアシストウォーカー RT.1・RT.2 RT.ワークス株式会社 歩行支援ロボット Tecpo 株式会社シンテックホズミ 歩行車 リトルターン 電動アシスト付 アロン化成株式会社 排泄(排泄物処理) 水洗ポータブルトイレ キューレット アロン化成株式会社 家具調トイレ セレクトR 自動ラップ ラップポン・ブリオ 日本セイフティー株式会社 ラップポン・エール2 自動排泄処理装置 キュラコ 株式会社ウィズ 水洗式ポータブルトイレ「流せるポータくん3号」 株式会社アム 排泄(トイレ誘導) DFree トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 見守り・コミュニケーション(施設) シルエット見守りセンサ WOS-114N キング通信工業株式会社 施設向けみまもりシステム 株式会社エイビス バイタルセンサー 見守りロボット「眠りSCAN」 パラマウントベッド株式会社 センサー付ベッド「エスパシア」 予測型見守りシステム「Neos+Care(ネオスケア)」 ノーリツプレシジョン株式会社 SensingWave 介護・睡眠見守りシステム 凸版印刷株式会社 見守り支援ロボット aams 株式会社バイオシルバー ケアサポートソリューション コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社 見守り・コミュニケーション(在宅) 在宅向けみまもりシステム 株式会社エイビス GPS内蔵可能靴 うららか GPSウォーク 株式会社トレイル GPS機器 見守りケアシステムM-2 フランスベッド株式会社 SAN フラワー見守りシステム 加藤電機株式会社 Qoobo(クッション型セラピーロボット) ユカイ工学株式会社 BOCCO(コミュニケーションロボット) 見守り・コミュニケーション(生活支援) PALRO ビジネスシリーズ 高齢者福祉施設向けモデルIII 富士ソフト株式会社 会話型ロボット「おしらせハチくん」・「おしらせハリくん」 群馬電機株式会社 入浴支援 ナノミストバスべッドタイプ 株式会社アイン ナノミストバスヘッドスパ ピュアット 株式会社金星 重点分野以外 株式会社WHILL/フランスベッド株式会社 WHILL フランスベッド株式会社 自動寝返り支援ベッド FB-640N Carbonhand 自立支援用 株式会社エスケーエレクトロニクス 電気刺激装置 WILMO 免荷リフトPOPO 株式会社モリトー 声かけくん・声かけくんプラス 株式会社第一システムエンジニアリング お手伝い型ヒューマノイドロボット 丸文株式会社 服薬支援システム服やっくん 株式会社ノアコンツェル モバイル端末・パソコン ロボスネイルOVER リョーエイ株式会社 ヒューマノイドロボットNAO ダイコク電機株式会社 あいちサービスロボット実用化支援センター 公益財団法人名古屋産業振興公社 オムツセンサー 朝日産業株式会社 木製車いす 株式会社亘陽 iWakka 名古屋工業大学 森田研究室 なごや福祉用具プラザ メンタルコミットロボット パロ 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ 夢の子ユメル、夢の子ネルル スマイビS 株式会社東郷製作所 SIXPAD FootFit 株式会社MTG

2019.11.15

介護ロボット普及実現に向けた取り組み 介護ロボット導入・活用セミナー

介護ロボット普及実現に向けた取り組み 介護ロボット導入・活用セミナー  名古屋市介護ロボット等活用推進事業として、なごや福祉用具プラザでは2019年 10月29日(火)に、「介護ロボット導入・活用セミナー」を開催しました。 なごや福祉用具プラザそばの社会福祉法人なごや福祉施設協会 第一会議室にて、鈴鹿ロボケアセンター株式会社センター長の竹腰仁志氏をお招きし、装着型介護支援ロボットとしてプラザでも一昨年から普及につとめてきたCYBERDYNE社のHAL®腰タイプ介護支援用の導入事例紹介と装着体験会を行いました。  実際の体験会を前に、なごや福祉用具プラザの長束より、名古屋市総合リハビリテーション事業団の介護ロボット事業について、コンサルティング・マッチング、普及・啓発、導入効果検証の三つを柱として推進していくことを簡単に説明しました。  説明の後はHAL®腰タイプ介護支援用の導入・活用についてのセミナーです。 鈴鹿ロボケアセンター株式会社と、講師の竹腰氏の紹介がありました。 鈴鹿ロボケアセンター株式会社は、鈴鹿医療科学大学白子キャンパスコミュニティハウス内に開所され、最先端テクノロジーを実社会で生かす場を創出することを目的として設立されていること、また、CYBERDYNE社とも深い関わりがありHAL®開発の背景など、ビデオを交えながら紹介していただきました。 身体を動かすときに発せられる生体電位信号を皮膚表面で読み取り身体の動きをサポートする仕組みで、医療用として開発が始まり、ドイツ、フィリピンなどの医療用HAL®の導入事例なども紹介されました。 同じ仕組みを利用し、介護動作時の腰部負荷や腰痛発生リスクを低減するためにHAL®腰タイプ介護支援用が開発され、全国で数多く導入が進んできていることが示されました。  セミナーの後は、装着体験会を開催しました。 約30名の参加者は順番にHAL®腰タイプ介護支援用を装着し、動作を確認しました。 最新のモデルでは、生体電位信号を読み取らずとも足部の加速度センサー、腰部の角度センサーから、装着者の身体の状況を判断しアシスト動作するよう切り替えて使うことができるようになっており、機器を装着するだけで効果が体感できるものとなっていました。 生体信号を読み取るためのシールを身体に貼る必要もなく、簡単に機器を装着できるようになっています。 試用した人からは「ああ、軽い!」など感嘆の声があがり、効果を実感していることがよくわかりました。 人形を使って、移乗の動作を試してみたり、屈伸やカバンを持ち上げる動作を行い、HAL®腰タイプ介護支援用の使い心地と効果を体験しました。  1時間ほどの体験会でしたが、大盛況のうちに終了となりました。 今回、会場協力いただいた社会福祉法人なごや福祉施設協会の玉井元仁主幹からは「今回のセミナーは、介護の新しい未来の姿が見えた非常に良い機会でした。 ご利用者・介護職員共に、WIN・WINになる介護ロボット、HAL®腰タイプ介護支援用を装着体験してそんな気持ちになりました。 またより多くの人に知る機会を、もっと多く設けて欲しいと思いました。 」との感想をいただきました。  今後なごや福祉用具プラザでは、このようなセミナーや体験会、イベントなどを開催し介護ロボット普及を推進し、活用できるよう支援します。 ご期待ください。 鈴鹿ロボケアセンター株式会社センター長の竹腰氏より、HALⓇ開発の背景などが説明されました 装着体験会では、さまざまな動作を行い、HAL®腰タイプ介護支援用の効果を体感しました

2019.7.12

第22回 国際福祉健康産業展 ウェルフェア2019レポート

第22回 国際福祉健康産業展 ウェルフェア2019レポート  2019年5月30日(木)〜6月1日(土)の期間中、22回目となる「国際福祉健康産業展 ウェルフェア2019」が開催され、なごや福祉用具プラザも、生活を豊かに、そして便利にする福祉用具の展示を行いました。 東海地区で最大規模の福祉関連イベントとして、会期中は多くの方がプラザの展示ブースに足を運んでくださいました。  会場では展示のほか、実際に体験することのできる福祉用具も用意し、ご来場の方に使っていただくことで、普段あまり触れることのない福祉用具にも興味を持っていただけたと思います。  併せて、技術ボランティアによる便利グッズの展示・相談も行い、これらの道具が特別なものではなく“身近にある”福祉用具だとアピールできたのではないかと思います。 最後になりましたが、ウェルフェア2019への出展にあたり、多く方々にご協力をいただきました。 ありがとうございました。 令和の新時代を迎え、現在も一線で使われる定番のものから介護ロボットを代表するAI搭載品まで、福祉用具の現在とこれからを一同に展示しました 技術ボランティアのブースでは、被服・製作・自助具・パソコンの各コーナーを設け、展示・相談を行いました

2019.2.6

「住まいづくり講座」福祉住環境と住宅改修〜福祉用具とともに〜 を開催

「住まいづくり講座」福祉住環境と住宅改修 〜福祉用具とともに〜 を開催  2018年11月24日(土)、なごや福祉用具プラザにて、「住まいづくり講座」福祉住環境と住宅改修 〜福祉用具とともに〜を開催致しました。 この講座は、なごや福祉用具プラザ展示場の福祉用具を体験したり、実際の住宅改修事例の紹介を行い、高齢者や障害のある方にとって住みやすい住宅、また、支援する方にも便利な住宅にはどんなことが必要か、確認して考える講座です。 ケアマネジャー等の在宅支援関係者、相談員など福祉関係者、医療関係者に加え、建築関係者が数名加わり、総勢20名近くが受講しました。 今回の講座は、職種の異なった人が割り当たるように受講者を4つのグループに分けて行われました。  はじめは座学で、「福祉住環境の理解 〜身体状況と住環境」という題目で作業療法士・住宅改修訪問相談員が事例を紹介しました。 実際に訪問したお宅の間取り図を用意し、使用者や家族の要望を聞きながら、どのようなことを行ったか紹介していきました。 さらに、住宅改修の目的と、目標の達成度や満足度、改修後の生活の変化などデータを示し、負担の軽減は具体的な数値として現れにくいものの、利用者本人の評価が高いことや、改修後可能になった事柄が増えるなど、その効果を紹介しました。 また、改修の目的としては「移動」に関することがもっとも効果のあることとし、移動の環境改善が住宅改修の基本であると説明。 そこから、「立つ」という行為や、適切な手すりの位置、形状などを、玄関、廊下、風呂、トイレ、段差など具体的な場所とあわせて説明しました。 改修するに当たっては、様々な分野の専門知識のある人が、連携して考え問題解決することが大切だと説明しました。  さらに、福祉用具の見学としてなごや福祉用具プラザ内で、移動を補助する杖やどこにでも設置することのできる突っ張り式の手すり、トイレ周り、風呂周りの手すりや用具を、手に取りながら実際の使い方を紹介しました。 福祉用具の体験演習とプランニング  午後からは、福祉用具の体験演習とプランニングを行いました。 体験演習では、名古屋市総合リハビリテーションセンター 相談員が説明を行い、実際にモデルルームを使って体験しました。 あらかじめ、浴槽の高さや手すりの位置、車いすで自走可能なスロープ勾配や段差、車いすで自走可能な廊下幅などの数値を予想し、実際に体験してみて確認し、必要な幅やスロープを計測するものです。 車いすに乗っての勾配や段差は予想以上にきつく、体験した受講者たちからは驚きの声が上がっていました。 また、モデルルームの廊下を使っての車いす体験では、手が壁に当たりそうになったり、角が曲がれなくなるなど、やはり予想よりも広めに設計するべきだとわかりました。 浴室の手すりも同様で、利用者の身体の動きにあわせてきめ細かく場所を選定する必要があることが、演習を通して実感できました。 プランニング演習(介護保険住宅改修状況等確認書の作成)  最後はプランニング演習で、グループごとに想定した利用者にあわせて、介護保険住宅改修状況等確認書(住宅改修が必要な理由書)を作成しました。 ここまでの講座で学んだこととそれぞれの専門知識を生かし、改修項目を考えました。 グループの代表がプレゼンテーションを行い、講座は終了となりました。  実際に体験することや、立場の異なる専門家の体験を聞くことで、新たな視点で考えることや色々な人と連携することの大切さがわかった、といった声が聞かれました。

2019.1.5

愛知県立小牧特別支援学校 第21回「障害者のくらし展〜ライフサポート展示、相談会Q・A〜」に出展しました

愛知県立小牧特別支援学校 第21回「障害者のくらし展 〜ライフサポート展示、相談会Q・A〜」に出展しました  2018年11月9日(金)、名古屋市総合リハビリテーションセンター事業団は、愛知県立小牧特別支援学校で行われた第21回「障害者のくらし展〜ライフサポート展示、相談会Q・A」に出展しました。 「障害者のくらし展」は、特別支援学校の在校生・保護者様や学校・事業所関係者の方へ入所施設や訪問介護、生活介護などの事業所がサービスの紹介や案内を行う展示会で、卒業後や将来を考えるための相談・情報提供を行っています。 平成10年から毎年開催され、なごや福祉用具プラザも初回から参加しています。 小牧特別支援学校では今回で7度目の開催となり、体育館に説明ブースが設けられました。 名古屋市総合リハビリテーションセンター事業団からは、名古屋市総合リハビリテーションセンター・障害者スポーツセンター・なごや福祉用具プラザが出展しました。  当日は、朝から雨となり準備に時間がかかってしまいましたが、なんとか開場時間に間に合いました。 開場会場にあたり、名古屋市身体障害者厚生相談所 森田さんから諸注意があり、続き、小牧特別支援学校を代表して教頭先生から挨拶をいただきました。  午前中は、保護者・小学部児童・高等部生徒、午後は、中学部生徒と職員の方々と時間を区切り、授業の合間を繰り合わせ分散して見学できるようにしていただきました。 あいにくの天気でしたが来場者は途切れず、お昼頃には大盛況となりました。  コミュニケーションロボットが人気で、なでたり抱きかかえる様子が見られました。 また、食事用や筆記用自助具について持ちやすさを求めるの相談が多く、熱心に説明を聞く親御さんが印象的でした。 雨のせいもあってか、レインコートや雨具の問い合わせも多く試着するなど、来場者の多くの方々から、さまざまな相談事やお問い合わせをいただきました。

2019.1.5

愛知医療学院短期大学の学園祭「愛・医療祭」にブースを出展

愛知医療学院短期大学の学園祭「愛・医療祭」にブースを出展  2018年11月18日(日)、愛知医療学院短期大学の学園祭 「愛・医療祭」に、名古屋総合リハビリテーション事業団・なごや福祉用具プラザのブースを出展、あわせて「ボッチャ&車いすスラローム」のパラスポーツ体験会を開催しました。 学祭で賑わう好天の中、学生だけでなく訪れた多くの方々に楽しんでいただきました。  愛知医療学院短期大学では、例年、この時期の日曜日に学園祭「愛・医療祭」を開催しています。 今年は、初の試みとして名古屋総合リハビリテーション事業団・なごや福祉用具プラザのブースを出展することになりました。 愛知医療学院短期大学とは、日頃、障がい者スポーツの支援・普及活動で協力する関係にあり、今回、出展への運びとなりました。 近隣地域からも多くのお客さまが訪れる学園祭、幅広い年齢層の多くの方々にブースを訪れていただきました。 ブースは、図書館やフリースペースのある建物「学生プラザ」の1階。 模擬店などが開かれているスペースの一角で、常に賑わいのあるとてもいい場所でした。 なごや福祉用具プラザからは、簡単に扱える便利な福祉用具や100円ショップで販売されている福祉用具として使えるもの、福祉ロボットなどを展示。 学生だけでなく、小さなお子さんもブースを訪れロボットを撫でるなど、愛らしい姿が見受けられました。  パラスポーツ体験会「ボッチャ&車いすスラローム」は、講堂をいっぱいに使って開催されました。 スラロームは、赤と白の旗門がセットされ公式ルールと同じもので、タイムを競います。 参加者は、慣れない車いすに戸惑いながらも操作し、競技の難しさと選手のレベルの高さを実感しました。 ボッチャも公式ルールと同じコートが用意され、実際にボールを投げて体験しました。 力加減が難しく、障がい者だけでなく誰もが楽しめるスポーツだという声も聞かれました。  体験会では、ウインタースポーツのチェアスキーの展示やパラリンピックの写真展示もあり、こちらもたくさんの方々が見入っていました。