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2020.12.29

メタル&ジュエリーデザインコースの学生が名古屋マリオットアソシアホテル 正月装飾を制作しました

メタル&ジュエリーデザインコースの学生が名古屋マリオットアソシアホテル 正月装飾を制作しました  名古屋マリオットアソシアホテルロビーの正月装飾をメタル&ジュエリーデザインコースの学生、卒業生が手がけました。鉄線を溶接して作られた亀のオブジェの上に、銀箔を貼った手漉和紙と縁起物をかたどった真鍮の飾りで彩った作品で、巨大でありながらも繊細な美しさのある作品に仕上がりました。1mほどの亀と岩を制作したのは、3年生の岡島真怜さん。自身が制作していた亀のオブジェを大きくしてブラッシュアップしています。米山和子准教授は、「前日まで学校で制作、現地で初めて合わせて不安でしたが何とか形になりました。真鍮の飾りには、多くの学生、卒業生が協力してくれました。数が必要な分、大変でしたが綺麗に仕上がりほっとしています」とコメントをいただきました。コロナ対策のため開けられた扉から外気と自然の光が入り込み、真鍮の飾りが風に揺れてきらきらと光を放ち、美しい佇まいを見せています。ホテルに訪れた人々がスマートフォンを取りだし、作品を撮影する姿も見られました。展示期間は令和3年1月7日(木)までとなります。 桑山明美、佐藤義之、伊藤さやか、柴田光穂、富山美鈴、西形友恵、波多野美早、加藤風璃、千田貴文、千田園美、加藤最也、浅井美樹、飯田祐子、加藤貴彦 制作 亀と岩 岡島真怜 真鍮飾り他 霜山優希、髙岸七海、桃澤恵美、小林有紗、鈴村依里、田村麻実、濱上純華、深谷竜馬、水野成美、中川知穂、岩川侑季子、川村侑己、池田若菜、金佳頴、冨永侑里 卒業生、助手、教員、技術指導員 手漉和紙提供 福西和紙本舗 銀箔協力 中村製箔所

2020.12.4

あま市七宝アートヴィレッジのデザインプロデュースを行いました

あま市七宝アートヴィレッジのデザインプロデュースを行いました  今回のプロジェクトは2019年度の北名古屋市の翔龍念珠堂とのコラボに続く、扇千花教授と米山和子准教授による「デザインプロデュース」授業の2回目で、世界的に評価の高い“尾張七宝”の情報・文化の発信拠点である「あま市七宝アートヴィレッジ」のデザインプロデュースを行いました。  プロジェクトの成果物は、2020年11月27〜29日に行われたあま市主催の「尾張七宝新作展」の期間にアートヴィレッジで発表・展示されました。 デザイン領域内でコースを横断して20名以上の学生が参加  「デザインプロデュース」授業のテーマである「大学近郊のクラフト特産品をどうプロデュースしていくか」という命題に加え、今回は「来館者数を増やしたい」「七宝焼を若い世代に広めたい」という七宝アートヴィレッジさんからのオーダーに応えるべく、大学や院から、デザイン領域内でコースを横断して20名以上の学生が参加しスタートしました。 コロナ禍で学ぶ「SDGs」「尾張七宝の文化」  対面授業自粛期間中も授業を工夫、「エシカル消費」についてフェアトレードで著名な原田さとみ氏による講義や、加藤芳朗氏(尾張七宝 伝統工芸士、加藤七宝製作所3代目代表)による「工房のバーチャル体験」等、有意義な講座をオンラインで提供。学生も各自プロデュースのため、リサーチの努力を怠りませんでした。  6月に対面授業が再開してからは、アートヴィレッジさんにご協力をいただきながら実体験中心の授業となり、実際に創る作業を見たり、歴史も知った上で、現在どのようなものが売られているかを確認したりして、若い感性で「もっとこうしたらいいのでは」といった意見交換をチームで行い、プロデュース案を練り上げていきました。 最終プレゼンの結果、4名の学生からの2つの提案が採用  授業の最終日にはアートビレッジの小林弘昌館長に本学までお越しいただき最終プレゼンを行い、あま市に持ち帰って検討して頂いた結果、4名の学生からの2つの提案が採用されました。  最終プレゼンには私も参加し講評もさせていただきました。  若い学生さんならではの、私達では思いつかないというか、避けて通ってしまうような、柔軟で斬新な発想がよかったです。採用したぬりえや擬人化キャラクターのアイデアも、流行の知識や発想は私達に全くなかったわけではないのですが、それを「試しにやってみる」ためのスキルや「やってみよう」とするエネルギーが芸大生らしく、とてもすばらしいと思います。  その他の企画もすぐに実行できるものばかりで、名古屋芸大さんとのコラボは正解だったな、と満足しています。 小林館長に伺いました 採用プレゼン紹介 七宝ぬりえはがき  はがきの表面には作品の簡単な解説文がつき、自分で着彩することで作品への理解と愛着が自然と深まる。1点1点集めるためにアートヴィレッジへ足を運ぶのも大人の楽しみだ。11種類を提案して今回は6種類が採用された。 soh-yunping(ソーユンピン)さん インダストリアルデザインコース3年 岩田智代(いわたともよ)さん 大学院デザイン研究科デザイン専攻クラフトデザイン研究1年 中川知穂さん(当日不在) :有線七宝の工程を見学した時に、薄い金属線で模様を描く様子と、その出来上がりを見て、『この柄を線で表現したら美しいのではないか』と思いつきました 岩田さん :まず、出来上がりの作品の写真から『見所』の図柄部分を選び、画像ソフトをつかって立体から平面に形状を修正し、第1段階のトレース。そこからさらに表現を整理・省略して、ぬりえ用の柄としました」「今日、来ていない中川知穂さんですが、日本語でのコミュニケーションにハンデのある僕をフォローして日本語の企画書の文章を直してくれたり、チーム内の意思疎通を図る努力をしてくれて本当に助かりました ソーさん 七宝焼 擬人化キャラクター撮影用パネル映えスポット  単に、現在の流行というだけでなく、高尚なイメージが先行しがちな芸術作品の声を聴く、作者に思いを巡らす「鑑賞眼」をもつきっかけを子供達に与えられそうなアイデア。  撮影用パネル映えスポットは、岩田智代さんと山田未来さん、解説ボード(七宝展示ケース内)&パンフレットは山田未来さんと稲山朝香さんが担当。 山田未来(やまだみく)さん イラストレーションコース4年 稲山朝香(いなやまあさか)さん メディアデザイン(MMD)コース4年 :パンフレットを作りたい私と尾張七宝のキャラクターを作りたい山田さんのアイデアをまとめて擬人化キャラクターのパンフレットをつくりました 稲山さん :展示作品横にこのキャラクターを使った解説ボードを設置します。アートヴィレッジさんのご協力もいただき、作品解説文を簡略化。稲山さんが個性豊かなセリフにアレンジした『自己紹介』になっています。キャラクターの等身パネルを館内2箇所に設置。SNS『映え』るスポットを設けることで集客を狙います 山田さん  同新作展では、本学メタル&ジュエリーデザインコースが2019年度から取り入れた「尾張七宝」の授業で創った帯留めを中心とした七宝作品や、同じ「尾州」の伝統文化としてテキスタイルデザインコースによるウール織り作品など、学生の自由な発想と産地の確かな技術が融合したすばらしい作品が展示されました。

2020.9.20

名古屋芸術大学×名古屋高速道路公社 開学・設立50周年記念コラボレーション企画

名古屋芸術大学×名古屋高速道路公社 開学・設立50周年記念コラボレーション企画 名古屋高速道路公社とのコラボレーション、橋脚ラッピングアートを公開 名古屋高速道路公社と本学の開学・設立50周年を記念してコラボレーション企画が進められました。2020年9月15日(火)、名古屋高速黒川出入口にある黒川ビルにて、橋脚ラッピングアートを公開、あわせて、50周年記念ロゴマーク、イメージソングが披露されました。新型コロナウイルスの影響によりさまざまなイベントが中止される中、黒川ビル前の屋外スペースを使い、感染防止に配慮する形で式典を行いました。 式典では、名古屋高速道路公社および本学関係者、また、ラッピングアートのモチーフとなった愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会の方々、さらにヴィジュアルデザインコースの学生が参列、盛大に除幕式が行われました。 作品の公開にともない、制作チームを代表し、ヴィジュアルデザインコース3年の荒木香奈子さん、大熊美央さん、小久保楓さんが作品について説明しました。橋脚ラッピングアートは、名古屋市内の黒川、円頓寺交差点、ささしまライブ、若宮大通公園、名古屋みなとアクルス前の5か所10面に施され、それぞれ街のイメージやカラーリングなどデザインに工夫が凝らされています。「名古屋らしさ」や街の特色を出すために、設置場所をリサーチしたことや、アジア競技大会の訴求効果などに考慮したこと、苦労した点についてなど説明しました。また、ラッピングアートにはSNSでの拡散を考え、ハッシュタグとアイコンもあわせて提示されていることも紹介されました。 除幕式に続き、イメージソングが披露されました。歌は、声優アクティングコースのオーディションで選ばれたボーカルユニット「Rue*Claire(リュ*クレール)」(仏語で「道」の意。3年の塩澤美響さん、2年の伊藤佳帆さん、羽田佳令さん、増田真衣さん、1年の上田晴菜さんで構成)、曲はオリジナルの「君と行きたい」(作詞:文芸・ライティングコースの小田真帆美さん、サウンドメディア・コンポジションコースの濱元衣織さん、作曲: 濱元衣織さん)。揃いの衣装に身を包み、振り付けも軽快に歌い上げ、会場に彩りを添えました。耳なじみが良く、公社の方々も口ずさんでいる姿が印象的でした。 名古屋高速道路公社 黒川ビルには、レインボー黒川広場というスペースがあり、今回制作された橋脚ラッピングアートの作品が展示されています。式典出席者が作品を閲覧する間、名古屋高速道路公社 新開輝夫理事長にお話を伺いました。「橋脚ラッピングアートですが、そもそも都市景観上、橋脚に絵を描いていいのかという問題からスタートしました。大きなスペースであり公共性も高いため、景観に配慮する必要があります。ちょうどその頃、同じような形で首都高速で東京オリンピックのPR活動があり、愛知ならアジア競技大会で可能であるなと考えました。組織委員会の方々にもご協力いただき、非常にいいものができたと喜んでいます。絵の部分については、名古屋芸大さんにできるだけお任せして自由に作っていただきたいと思いましたが、制約もありどうだろうと心配していました。ですが、スポーツとデザインの要素をうまく取り入れて考えられていて、本当に素晴らしいものができたと嬉しく思っています。イメージソングについても、3つ案をいただき、公社の中で投票して今回の曲が選ばれました。どんな人に歌っていただけるのだろうと思っていたところ、専門に勉強されている学生さんだと聞いて驚きました。元気があってみずみずしく素晴らしいです。グループ名も「道」に関連したものとのことで、感謝でいっぱいです。公社としては、これからこの歌を使ってどんなPRをやっていこうか、次の仕事をいただいたように感じています。公社も名古屋芸大さんも50周年を迎えますが、自分たちだけでやってきたというわけではありません。社会やいろいろな人と関わりあいがあって、それだけの年数活動してこられたのだと思います。これまでやってきたことを振り返りつつ、コラボレーションすることで新しいことができるのではないかと思います。今回、新型コロナウイルスの影響で予定していた式典はできませんでしたが、逆にそのおかげといっては変ですが、新しい形で除幕式を開くことができました。これまで、公社は道路事業を基本に、安全を考え渋滞や事故を減らす、そういったことに取り組んできました。名古屋高速も50年経ち、利便性を高めることに加え、「利用する皆様に愛着を持っていただける高速道路」へと変わっていく必要があります。今回のコラボレーションは、公社にとっても非常にいい経験になりました。名古屋芸大さんには、街作りやいろいろな形で社会貢献できることがあるのではないかと、大きな可能性を感じています」。 橋脚ラッピングアートは、名古屋市内5か所で展示されています。お近くにお越しの際は、ぜひご覧下さい。また、イメージソング、Rue*Claireの「君と行きたい」のMVをメディアデザインコースの学生が制作中、間もなく公開予定です。こちらもお楽しみに。 Rue*Claire『君と行きたい』は、からお聴きいただけます。 こちら 橋脚ラッピングアートプロジェクト 「名古屋らしさ」を表現するために設置場所についてリサーチし、それぞれの場所にマッチしたパターンを作成しています。色彩についても場所と関連付けてカラーパレットを構成、色彩の共通性と幾何学形態によって10面のラッピングアートそれぞれに連動性を持たせています。 アジア競技大会を連想させるスポーツのイメージは、墨で描いたシルエットにして躍動感と期待感を表現しています。種目はラッピングアートが設置される場所の近くで開催される競技が選ばれています。各スポーツの代表的なシルエットを墨と筆で抽出し、動きや骨格のイメージと重ね力強さやしなやかさを、また、かすれ具合で躍動感を表現しています。 制作チーム/ヴィジュアルデザインコース 片山浩 准教授 3年 荒木香奈子 大熊美央 川瀬詩乃 小久保楓 永井希実 名取友春 平林花菜 若宮 賑やかで栄えているイメージ。若宮には4面のスペースがあるため、1面ずつ大きく使う色を決め、パターンと組み合わせて展開しています。繁華街のキラキラした印象をダイヤ型で表現しています。 黒川 ビルが多く、ビジネスマンと近くの堀川のイメージから、紫、濃い青といった落ち着いた配色にしています。円になっている名古屋高速道路公社の建物から円状のパターンとなっています。 円頓寺 歴史ある商店街から、レトロ感のある淡い配色にしています。名古屋の歴史を象徴するしゃちほこの鱗のパターンと円頓寺商店街の木目のパターンを合わせています。 ささしま 若者が多く爽やかでフレッシュなイメージから配色しています。新しい建物、さまざまなイベントなど、新たな街が生まれる躍動感と先進的なイメージを表現しています。 港 名古屋港と水族館から水のイメージ。アクセントとして補色のオレンジを加えています。波を曲線で表現しています。連続させることで勢いや美しさを演出しています。 50周年記念ロゴマークを作成 ヴィジュアルデザインコース3年の学生8名がアイデアを提出、4名が選ばれてデザインを考え、それらを基に片山浩准教授がブラッシュアップ。最終的に名古屋高速道路公社が選定して、ロゴデザインが決定しました。 デザイン/ヴィジュアルデザインコース3年 荒木香奈子 名古屋高速をモチーフとした曲線と50の丸い形を重ねて表現しています。曲線の柔らかさとメリハリある奥行き感で過去から未来への時間の経過を表し、街と市民に寄り添う歴史と未来を作っていくということを伝えています。 名古屋芸術大学×名古屋高速道路公社 開学・設立50周年記念コラボレーション企画 名古屋高速道路公社とのコラボレーション、橋脚ラッピングアートを公開/50周年記念ロゴマークを作成 名古屋芸術大学×名古屋高速道路公社 開学・設立50周年記念コラボレーション企画 「君と行きたい」MVをメディアデザインコースが制作 名古屋芸術大学×名古屋高速道路公社 開学・設立50周年記念コラボレーション企画 名古屋高速道路公社 50周年記念動画にヴィジュアルデザインコースの学生が出演、西キャンパスにて撮影

2020.2.22

ヴィジュアルデザインコース 名古屋城本丸御殿にて「ナゴヤ展」を開催

ヴィジュアルデザインコース 名古屋城本丸御殿にて「ナゴヤ展」を開催 2020年2月14日(金)〜18日(火)、名古屋城本丸御殿・孔雀之間にて、ヴィジュアルデザインコース3年生による展覧会「ナゴヤ展」を開催しました。「ナゴヤ展」は、例年ヴィジュアルデザインコース3年生が取り組んでいる課題で、名古屋の特定の場所をデザイン的な観点から捉え直し、新たな価値を発見・創出して提示するという課題。昨年からは、名古屋市観光文化交流局の協力を得て、名古屋城本丸御殿にて作品を展示、名古屋城の職員の方・関係企業の方々からも講評をいただくこととなりました。 今年のテーマは「名古屋城の本質的価値を伝えるデザイン」。名古屋城の天守閣やシャチホコなどは多くの人がイメージする名古屋城の魅力ですが、それ以外にもたくさんの魅力があるはずと、学生らは何度も名古屋城へ足を運び作品を制作しました。また、名古屋市観光文化交流局 吉田氏には来校していただき、名古屋城の歴史について講義を行っていただきました。4ヶ月の制作期間のうち多くを調査に充て、しっかりとした内容のものに仕上がりました。 名古屋城の魅力について、歴史的な面白さが外国人や子ども、歴史にあまり関心を持たない人には伝わりにくいとして、わかりやすくヴィジュアル化して伝える作品、場内にある自然や建築・石垣などをモチーフとした作品、お土産や場内で履くスリッパなど、作品は多岐にわたり、それぞれがユニークなものとなりました。担当するヴィジュアルデザインコース 遠藤一成准教授は、「さまざまな人のご尽力とご縁で、こうして本丸御殿で展覧会ができることになり感謝しています。シャチホコや天守閣といった紋切り型のイメージだけではなく、新しいものの見方や価値観を、学生だけでなく名古屋市の方々やお越しいただく観光客の方々にも知っていただくことになれば、こんなに嬉しいことはありません。名古屋城だけでなく、名古屋の街づくりや史跡についての作品もありますし、こうしたことをきっかけに関心を持っていただければと思います。いろいろな形式でのアプローチや学生の個性も表れており、そこもぜひ見ていただきたいです」とコメントしました。 講評は、学生ひとりひとりが作品について説明し、それに対して意見を伺いました。子どもや外国人にもわかりやすく伝えられることや、さまざまなアイデアが提示されたことを高く評価いただきました。名古屋市観光文化交流局 吉田氏からは「着眼点の良さ、作品のできばえにも驚きますが、学生のみなさんが、一所懸命調べて名古屋城のことを思ってくれています。そのことが作品から伝わってきて、すごく嬉しいです」との言葉をいただきました。また、日頃から歴史的な価値をどうやって伝えていくか腐心していることや、いくつかのアイデアはぜひ実現したいと、関係者ならではの発言もあり非常に有意義な講評会となりました。 ナゴヤ巻物 堂上未来 NAGOYAFULLNESS! 鈴木瑛士郎 まるっとぐるっと名古屋城 難波みのり NAGOYANIME 森野笑 名古屋城スタンプラリー 宮崎陽菜 奴らは名古屋城の中にいる 森島ひかり カツモク名古屋城 林夏葉 名古屋城-服装と言語 坪井和馬 MONCO 榊原夢乃 なごやじょうのこころえ 市川枝里香 錺金具匣 鈴木玲未乃 和を彩る 谷口舞桜 名古屋城職人 百瀬小夏 Ashi Kara Wa 渡辺悠 NAGO.mu 太田洋哉 #石垣 奥村有実 ナゴヤカマチ 西川真衣 『Project:N』 桜木亮 徳川さん家のスリッパ 小野田千夏 HUSUMANO 川浦真歩 なごや便箋 安井雛 地下鉄LOGO計画 平井大誠 バードウォッチングで見る庭園 安達侑里

2020.1.23

芸術大学だからできること

芸術大学だからできること 本学は、大学・企業・政府や自治体が協力しプロジェクトを行う「産学官連携」に、積極的に取り組んでいます。これまで、多くの企業、自治体等とたくさんのコラボレーションプロジェクトを行ってきました。芸術が社会にもたらす意義や活力は広く認知されるようになり、ますます重要性が高まっています。通常の大学とは異なり、本学は芸術の力を社会に提供していくことが大きな使命であり、また最大の特長だと考えています。こうした活動を通し、地域社会に貢献するとともに、学生が将来に向けてより多くの社会的な経験を積むことにもつなげています。本学の産学官連携プロジェクトについてご紹介致します。 学生と企業と大学、それぞれがメリットを得られるように 広報企画部長兼企画室長 濱田 誠  大学における産学官連携が声高に叫ばれて久しいですが、それは2006年の教育基本法の改正によって大学の機能に新たに加わった「社会貢献」にあります。大学の使命は「教育」「研究」という2つの要素が中心だったわけですが、そこに社会貢献が明記されるようになりました。社会貢献、つまり大学の研究から得られた成果を社会へ還元する方法として、いろいろなやり方があると思います。研究の成果が製品開発に使われることで産業に寄与することもそうですし、生涯学習の場として大学が社会へ開かれるというのもそうです。本学には、ほかの大学と異なり、形として残すことができるという特長があります。完成物がある、これこそが芸術大学ならではのことだと思います。  今現在、たくさんの企業様、自治体様などから、連携プロジェクトの問い合わせやお話をいただいています。学生にとって、ときには高度なことを求められることもあります。こうした経験が個人のスキルアップにつながればと思います。学生の場合、予算や期限よりも、とにかく求められたことに対して100パーセント以上のものを出したいと、そういう純粋な気持ちで取り組みます。企業様もそういうことを理解していただけるのであれば、非常によいものができるのではないかと思っています。学生のスキルの向上、企業様にとってもプロに発注するのとはまた異なった仕上がり、そうしたことが積み重なって大学のバリューにつながっていけばと考えています。  本学では、これまでたくさんの産学官連携プロジェクトが行われてきました。しかし、それらが一元的にまとめられているわけではありませんでした。こうした財産ともいえる実績が生かしきれておらず、非常に惜しいことをしたと思います。大学が取り組んでいることについて、社会からも知ってもらえるようもっと充実させ、発信していく必要があります。社会から求められている存在であるということを、大学自身でも宣言していきたいと考えています。 コンフォートホテル ららぽーと名古屋みなとアクスル 蔦屋書店 レゴランド®・ジャパン・リゾート ジュンク堂書店 名古屋栄店 NHK 豊橋市自然史博物館 大垣共立銀行 北名古屋市・堤幸彦 サカエチカ 翔龍念珠堂 有松絞り 名古屋帽子協同組合