車いすのまま市販の体重計に乗ることができる自助具

 車いすを使っている利用者から、健康管理のために自宅で車いすに乗ったまま体重を測りたいと相談がありました。
 病院やカタログ等で車いす用体重計を見かけますが、購入するとなると高価であり、手軽に使えるものではないという相談でした。そこで車いすのまま台に乗って測ることができる自助具を製作することにしました。

材料リスト

ベニヤ板(550mm×550mm×9mm)
1枚
角材(250mm×30mm×20mm)
2本
アルミL字アングル
4か所
ゴム足
4か所
固定皿ネジ8か所
付属スロープ用傾斜板
2枚
化粧板(550mm×200mm×12mm)
1枚
持ち手
1個
など

材料費

4,200円程度

作り方

  車いすが乗る最小面積で台となるベニヤ板を切ります。そこへ体重値を見るための四角窓を切り抜き、板の4か所へアルミL字アングルを取り付けます。裏にはこの板と体重計がズレないように角材を貼り、枠を設けました。そして四隅にゴム足を取り付けます。
 付属スロープは化粧板を土台に傾斜板を左右に貼り付け、その間に持ち手を固定しました。

自宅での設置の様子

自宅での設置の様子

体重を測っている様子

体重を測っている様子

工夫した点と使い方

 製作の際、体重計へ乗せる台が床に着かないようにバランスが取れる位置にしました。利用者が台に乗った時に大きく傾かないように四隅に足をつけ、それが床には触れないように隙間を設けました。また台から脱輪しないよう4か所へアルミL字アングルでガイドを付けました。
 体重を測る手順は、①リーチャー(棒)で体重計の電源ボタンを押す。②付属のスロープを使って台に乗る。③体重計の体重値が表示され、数値の変動がなくなったら台から降りる。④体重計の体重値表示を読み取る。となります。
 この体重計では台を乗せた状態で電源ボタンを押すと台の重さは計測しません。体重計の値は車いすが降りてから30秒程度の表示を保持しているので読み取ることができます。
 しかし利用者から台自体が重いため自分で設置や片付けができず、以前と同様の方法で直接体重計に乗って測っているとの連絡を受けました。家が広くて置いたままにできる方や、介助者がいる方には良いだろうとのことでした。
 いったん台をお預かりし、再検討することにしました。今後プラザに来館された車いす利用者が自由に測っていただけるよう設置し、ご意見をいただきながら改良していく予定です。

なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。

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