名古屋市障害者スポーツセンターから「プール利用者が、泳ぐときに何往復したのかを確認するために使用するカウンターを製作してほしい」という依頼を受けました。
製作に際しては、プールサイドで利用すること、利用後に水洗いする必要があることから、電気を使わない構造と耐水性が求められました。
当初は記憶障害のある方を想定していましたが、弱視の方もご利用いただいています。
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駒と枠を3D CADで設計して、3Dプリンターでプリントします。軸と枠の一部はステンレスパイプを切り出して組み立てます。
まず3Dプリンターとアクリル板、ステンレスパイプで試作し、試用を経て最終的に3Dプリンターとステンレスパイプ、塩ビ管で製作しました。
駒は弱視の方からの要望で、コントラストを高める配色にしました。
使い方の一例として、カウンターをプールサイドに置き、往復の度に駒を移動させます。 上下の駒は一の位、十の位で使い分けます。コマの位置と数で現在の往復数を確認します。
なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。