車いすのタイヤへ空気を入れやすくする自助具

 脳性麻痺の男性から、「車いすのタイヤへ空気を入れるときに先端のクリップが硬くてなかなか開けられません。何かよい方法がないでしょうか。」とご相談がありました。このクリップのバネを柔らかいものに交換したら自分でできると思いましたが、自転車店で相談したら「バネが弱いと空気が漏れてしまう」と言われたとのことでした。
 そこで空気入れの先端のクリップを開けやすくするため、このクリップの柄を延長して力を軽減することにしました。

車いすのタイヤへ空気を入れやすくする自助具の外観

材料リスト

アルミチャンネル(コの字型)(1.6㎜厚/10×10×130mm)
2本
ネジ・ナット(直径4mm×15mm)
4か所

材料費

300円程度

作り方

 クリップの指でつまむ部分に2か所ずつ穴を開け、そこへアルミチャンネルをネジ止めしました。

クリップへの固定の様子

工夫した点

 当初クリップへの柄の取り付けはアルミ板での延長を考えましたが、それを握って力を加えた場合に柄がたわんで十分に力が伝わらない可能性がありました。また、アルミ板を厚くすると重くなってしまい使いにくくなることから、軽量で強度のあるコの字型のアルミチャンネルを採用しました。

使い方

 本人が延長した柄をつかんで握り、クリップ先を大きく広げて車いすの空気バルブへはめてから、そこへ空気入れのチューブをつないで空気を入れることができます(電動式空気入れ使用)。

1空気バルブへはめる

2チューブをつなぐ

3電源ON 空気を入れる

4適圧まで入れる

使い方

なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。