なごや福祉用具プラザでは、なごや福祉用具プラザ技術ボランティア(略称:NFP技術ボランティア)として、自助具グループ・被服グループ・ICTグループに分かれて市民の方々が活動しています。既製品では合わない、使いづらい、パソコンで困ったなど、障害のある方特有の悩みに対して、道具を作ったり、衣類を改造したり、パソコン・スマートフォン・タブレットの設定の支援等に取り組んでいます。
今回は、NFP技術ボランティアの活動についてご紹介します。
NFP技術ボランティアとして一緒に活動していただける方も募集しています。
自分の仕事や趣味でかかわってきた“ものづくり”、“ICTの知識や技術”を、役に立ててみませんか。ボランティアに興味のある方、活動してみたいという方は、なごや福祉用具プラザまでお気軽にお問い合わせください。
依頼者の困りごとに対して、ご希望やアイデアを伺いながら職員とボランティアが解決案を出し合い、試作をして自助具を完成させます。
工房では木工・金属加工・樹脂加工・デジタルファブリケーション(3Dプリンタ等)を使用することができます。障害のある方や高齢の方が自助具を使用することで、ご自身の生活を助け、豊かにすることを目指しています。
自助具製作を3Dプリンタでおこなうグループでは、パソコン上で自助具の3D設計ができ、机上の3Dプリンタに出力ができます。自助具製作活動日のほかにも勉強会を開き、初めて自助具製作に携わる人にも参加の機会を作っています。




障害や病気があるために、市販の洋服では脱ぎ着が難しい方や特注の衣類が必要な方の相談を受け付けています。
ハンドメイドでおこなう衣類のリフォームや車椅子用レインコートなどの製作、ファッションを楽しむためのアイデアを提供します。工房にはミシンをはじめとする手芸材料がそろっています。障害や病気のある方の衣類の工夫についてお手伝いができ、役に立つものを提供できることがボランティアのやりがいになっています。
他にも杖を使用しながら傘をさすためのベルトなど、お身体の状態に合わせて工夫しています。




パソコンやスマートフォン、タブレットのアクセシビリティ機能を活用して、手や目の不自由な方が自身で操作できるように支援をしています。例えば、手の不自由な方がスマートフォンやタブレットの画面を触らずに操作したり、パソコンでは特殊なマウスやスイッチを使用して文字入力できる方法など、その方が使いやすい方法を一緒に考えます。
他にもパソコンや入力装置、ソフトウェアを試用しながら身体状況や目的に合う機器・ソフトウェアの選定などの支援や、パソコン、スマートフォン、タブレット、新しい情報機器の相談を受け付け、使い方やトラブルの原因を調べ、便利な使い方を一緒に考えます。



